【視点】 会長就任にあたって~信頼回復と発展に向けて~/関根愛子
 |
国、地方公共団体、独立行政法人の公会計の現状と今後の方向性(前編)/園田雅宏
|
国、地方公共団体、独立行政法人の公会計の活用に関しては、これまでも様々な闊達な議論がなされてきたが、一部の先進的取組みを行っている地方公共団体等を除き、財務諸表(国、地方公共団体の場合は「財務書類」)に財務報告以上の付加価値を見出せない状況にあった。しかし、今般の国における「利活用に向けての報告書」(平成27年)、地方公共団体における「統一的な基準に関する報告書」(平成26年)、独立行政法人における「平成27年改訂独法会計基準」(平成27年)は、公表された背景や経緯は異なるものの、共通点として公会計情報をどのように可視化し、分析・評価し、将来の財政運営につなげるか、さらには、いかに管理会計的な発想を用いてマネジメントに活かしていくかといった、公会計情報の付加価値を一段上げるものといえる。
本稿では、公会計の整備の経緯、発生主義・複式簿記の考え方からみる国、地方公共団体の財政会計制度、「国の財務書類」から読み取れる近年の財政状況など、様々な角度から、各機関における公会計の現状と今後の方向性について検討していただいた。
|
 |
監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)「2015年検査指摘事項調査報告書」/福岡恵美
|
監査監督機関国際フォーラム(IFIAR)は、上場企業の監査等に対する各監査監督当局の検査指摘事項を把握するため、2012年よりIFIAR検査指摘事項調査を実施し、その報告書を公表している。
今回で4回目となる2015年検査指摘事項調査報告書が2016年3月に公表されたが、本稿ではその概要について解説する。
|
 |
【解 説】
米国公開企業会計監視委員会再公開草案「無限定適正意見の監査報告書」②/甲斐幸子
|
2016年5月11日に、米国公開企業会計監視委員会(PCAOB)は、再公開草案「無限定適正意見の監査報告書」を公表し、コメントを募集している。再公開草案には、監査基準(AS)3101「無限定適正意見の監査報告書」及び関連する他の監査基準の適合修正の提案の他、議論の背景等の説明が含まれている。
前稿に続き本稿の2回に分けて、再公開草案の主な内容及び関連する動向を紹介している。本稿においては、PCAOBの再公開草案と、国際監査・保証基準審議会(IAASB)及び他の主要国でのイニシアチブとの関係について取り上げる。前稿と合わせ、参考にしていただきたい。
|
 |
| 国際会計基準審議会(IASB)会議概要(2016年6月)/松尾洋孝
|
 |
| IFRS解釈指針委員会会議概要/槇 康弘
|
 |
| 会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)会議の概要(第10回会議から第12回会議)
/川西安喜
|
 |
| 【解 説】IFRSをめぐる動向(後編)─日本における取組みの振返り─/岸上恵子
|
 |
| 【解 説】クイズでわかる 管理会計の最先端
第4回 材料費と材料在庫の削減について/園田智昭
|
|
| 【租税相談Q&A-292】補欠監査役に支払った金員の税務上の取扱い/倉田次男
|
 |
経営研究調査会研究報告第57号「無形資産の評価実務─M&A会計における評価とPPA業務─」(概要)/日本公認会計士協会経営研究調査会
|
 |
国際評価基準審議会(IVSC)の評議員会での議論について─2016年6月会議の概要─
/山田辰己
|
 |
【連載】[実例に学ぶ]企業行動の理論と実践 第9回
顧客価値を見直し、ビジネスモデルを革新する/磯村和人
|
|
| 【解 説】
国際公会計基準審議会(IPSASB)最終文書『IPSASの適用範囲』及び『国際公会計基準の趣意書の修正』/伊澤賢司・蕗谷竹生
|
|
| 【解説】国際公会計基準審議会(IPSASB)最終文書『IPSASの改善2015』
/伊澤賢司・蕗谷竹生
|
 |
国際会計士倫理基準審議会(IESBA)ニューヨーク会議報告~パートナー・ローテーション制度の改訂内容を暫定決定他~/加藤 厚
|
|
【企業法務】仮想通貨法の成立 石川貴教
|
NEWS FLASH
【書評】
弥永真生編著『企業集団における内部統制』/蟹江 章
【アカデミック・フォーサイト】監査・証明対象の多様化に伴う保証水準の多層性/松本祥尚
【国際トレンディ】
アセアン会計士連盟(AFA)総会 シンガポール会議報告/大嶋 隆・渡場友絵
【日本公認会計士協会の活動】
監査業務モニター会議報告
平成27年度監査業務モニター会議提言
【コラム】
旬の力でコンディショニング 海老久美子・吉村 淳
|
各 種 案 内
|