今３月期決算の実務ポイント［会計編］
税金及び税効果会計の実務ポイント／市原順二
有価証券報告書の開示内容に係る見直し／男澤江利子
IFRS決算留意事項／北村幸子
平成 28年度税制改正に係る減価償却方法の変更、退職給付会計、実務対応報告第 18号の改正案のポイント／西野恵子
今３月期決算の実務ポイント［税務編─法人課税関係］／佐藤敏郎

　本誌３月号では、例年、「今３月期決算の実務ポイント」として、決算における留意点等を解説している。本年度は、企業会計基準適用指針第26号「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」、同27号「税効果会計に適用する税率に関する適用指針」、平成28年度税制改正に伴う決算上の留意点をはじめ、IFRS適用企業での決算の留意点等を解説した。
　決算に際し、是非、ご一読いただきたい。

監査報酬の実態調査結果について／町田祥弘・林　隆敏・松本祥尚・佐久間義浩
・髙田知実・堀古秀徳

　監査人・監査報酬問題研究会では2007年より例年、日本公認会計士協会からの委託研究として、有価証券報告書に開示されたデータをもとに、全上場企業の監査人及び監査報酬の実態調査と分析を実施している。本稿では、有価証券報告書を提出した全ての上場企業（3,612社、2016年3月末時点）を調査対象とし、2015年4月期決算から2016年3月期決算に至る1年間を調査期間とした調査・分析結果を紹介していただいた。

【連 載】会計処理の適切性をめぐる裁判例を見つめ直す　第3回　明確な会計基準の不存在─ライブドア刑事事件／弥永真生

FASF／ASBJ設立15周年記念シンポジウム パネル・ディスカッション
「企業会計基準委員会のこれまでの活動と今後期待される役割」／大雄　信

　設立15周年を迎えたFASF（公益財団法人財務会計基準機構）及びASBJ（企業会計基準委員会）は、2016年12月16日に記念シンポジウムを開催した。
　パネル・ディスカッション形式で2部構成からなる本シンポジウムは「第１部　これまでのASBJの活動」と「第２部　我が国へのIFRSの導入とASBJの役割」をテーマに掲げ、初代から現在にいたる3名のASBJ委員長や現副委員長、IASB理事、経団連常務理事、JICPA会長、日本証券アナリスト協会専務理事が登壇。会計基準の民間開発の経緯、国際的な会計基準への関わり、ASBJへの期待、IFRSへの取組みについて、議論が行われた。
　本稿では、本シンポジウムの模様を報告する。

【連 載】クイズでわかる管理会計の最先端　第8回　企業グループの全体最適と部分最適　／園田智昭

【連 載】【租税相談Q＆A 298】規模宅地の特例対象の宅地を代償分割対象とした場合の課税価格計算及び特例対象宅地を譲渡し、引渡しを申告期限後とした場合の「宅地保有」用件／關場　修

【連 載】 ［実例に学ぶ］企業行動の理論と実践　第15回　多角化戦略でシナジー効果を高める／磯村和人

【企業法務】クロスボーダー現物出資に関する実務の動向について　酒井　真