ISBN |
978-4-474-02732-9 |
発刊年月日 |
2011-11-22
|
判型 |
A5判 |
ページ数 |
236 |
巻数/略称 |
/ 学校論点 |
商品コード |
027326
|
現代の学校現場では、経験豊富な学校管理職をも悩ませる、複雑化した課題が増えてきている。そのような学校マネジメント上の課題に対して、現役文部科学省職員が法令の観点から、対処方法をわかりやすく解説した一冊。
はじめに
第1講 教育関係法令の基礎知識(入門編) 1
【COFFEE BREAK】 県費負担教職員の人事権の移譲 12
【コラム】 教育委員会はどのように生まれたのか?
~レイマン・コントロールとしての教育委員会の起源~ 17
第2講 教育委員会や地域との関係・連携 19
【COFFEE BREAK】 「地域とともにある学校」 33
【コラム】 校長の上司はだれ?
~教育委員会? 教育委員? 教育委員長? 教育長?~ 38
第3講 PTAが主催して学校や教員とともに行う補習授業 41
【COFFEE BREAK】 民間人校長 58
【コラム】 文部科学省職員は教員の上司? ~教育の踊る大捜査線~ 63
第4講 部活動における学校事故に対する危機管理 67
【COFFEE BREAK】 保護者からの要求・要望への対応 79
【コラム】 文部科学省に伝わる「教育行政の三則」とは?
~筋を通す、論より証拠、簡潔明瞭~ 82
第5講 土日や祝日における授業や運動会の実施 85
【COFFEE BREAK】 教職調整額と超勤4項目 99
【コラム】 理想の教師とは? ~教員に求められる資質能力~ 106
第6講 教員以外の多様な専門的スタッフのマネジメント 111
【コラム】 主幹教諭と主任は何が違うのか? ~職と校務分掌~ 129
第7講 教員の「心の病」への対応 133
【COFFEE BREAK】 教員の多忙さを解消するための方策 148
【コラム】 教員の心の健康問題の原因とは?
~教員の職務の特殊性から考える~ 151
第8講 子どもへの指導が不適切など問題のある教員への対応 153
【COFFEE BREAK】 教員という職業がもつ魅力 168
【コラム】 高校無償化法案はどのようにつくられた?
~法律立案プロジェクトチームのある一日~ 172
第9講 制限される政治的行為の判断 175
【COFFEE BREAK】 政治的行為の制限をめぐる議論 190
【コラム】 どのように教特法が改正されたのか? ~昭和29年当時の時代背景~ 193
第10講 学校現場における職員団体への対応 197
【COFFEE BREAK】 公務員の定年制のゆくえ 214
おわりに
▼もっと見る
◎文部科学省の現役職員が、学校マネジメント上の課題の対処方法を法的な観点から“わかりやすく”具体的に解説。
◎「学校事故が起こった際の学校の法的責任は?」「補習授業の講師となり、報酬を受け取ることはできる?」「病気休暇を繰り返す教員への対処方法は?」など、頻出かつ複雑化した課題に特化。
◎全10講あり、それぞれの講では法令の条文はもちろん、現代の学校をとりまく動向を示した統計資料や、課題解決の参考となる判例、また、各課題に関連する教育政策についても解説しています。
◎さらに、筆者二人の会話形式のコラム(COFFEEBREAK)では、昨今議論となっているテーマ(「県費負担教職員の人事権の移譲」や「教職調整額と超勤4項目」など・・・)をわかりやすく取り上げています。