ISBN |
978-4-474- 03420-4 |
発刊年月日 |
2014-10-30
|
判型 |
A5判 |
ページ数 |
308 |
巻数/略称 |
/ 地公制度・4改 |
商品コード |
034207
|
自治大学校・市町村アカデミーの職員研修の地方公務員制度テキストとしても採用されている定番教科書の改訂版。職員の自己研鑽、人事担当者の手引書として最適な書籍。
第4版のはしがき
第3版のはしがき
改訂版のはしがき
はしがき
第1章
地方公務員制度の概要 …………………………………… 1
第1節 地方公務員制度とその対象 ……………………………………… 11 地方公務員制度の意義(1)
2 地方公務員の意義と範囲(3)
3 一般職と特別職の区分(6)
4 企業職員(9)
5 単純労務職員(10)
6 特定地方独立行政法人の役職員(12)
7 労基法102条適用職員と労基法102条非適用職員及び
地公労法適用職員と地公労法非適用職員(現業職員と非
現業職員の区分に代えて)(13)
第2節 地方公務員制度の理念 ……………………………………………171 戦前の地方公務員(17)
2 地方公務員法の成立(18)
3 地方公務員法の基本理念(19)
第3節 地方公務員に関係のある法令……………………………………211 地方自治法及び地方自治法施行規程(21)
2 地方公務員法(22)
3 地方公営企業法及び地方公営企業等の労働関係に関する法律(23)
4 地方独立行政法人法(24)
目 次
5 地方教育行政の組織及び運営に関する法律並びに
教育公務員特例法(24)
6 警察法(25)
7 消防組織法(25)
8 労働基準法(25)
9 労働組合法及び労働関係調整法(25)
10 その他の法令(26)
第2章
地方公務員の任用と離職 …………………………………27
第1節 地方公務員の任用 …………………………………………………271 地方公務員の身分と任用(27)
2 任用の法的性質(29)
3 任用の根本基準(32)
第2節 人事機関………………………………………………………………331 任命権者と人事委員会・公平委員会(33)
2 任命権者(34)
3 人事委員会及び公平委員会(35)
. 人事委員会又は公平委員会の設置(35)
. 人事委員会又は公平委員会の委員(35)
. 人事委員会又は公平委員会の権限(36)
第3節 任用の制限……………………………………………………………381 欠格条項(38)
2 外国人の任用(40)
. 外国人の公務員就任能力(40)
. 公権力行使等地方公務員の具体的範囲(45)
. 公権力行使等地方公務員の法理に反する任用行為の効力(47)
. 最高裁判決を踏まえた外国人の任用管理(48)
目 次
第4節 任用の種類と手続 …………………………………………………51
1 任用の種類と標準職務遂行能力(51)
. 採 用(51)
. 昇 任(51)
. 降 任(52)
. 転 任(52)
. 標準職務遂行能力(52)
2 採用、昇任の手続(53)
. 競争試験と選考(53)
. 競争試験の実施(53)
. 任用候補者名簿による任用(56)
. 採用内定(57)
. 条件附採用(58)
3 兼職、充て職、事務従事、事務取扱い、事務心得、出向(59)
. 兼 職(59)
. 充て職(59)
. 事務従事(60)
. 事務取扱いと事務心得(60)
. 出 向(60)
4 公益的法人等への職員の派遣(61)
. 職員派遣(62)
. 退職派遣(63)
5 臨時的任用(64)
6 任期付任用(65)
第5節 離 職 …………………………………………………………………68
1 離職の種類(68)
2 辞 職(69)
目 次
3 任期満了退職(70)
4 定年退職(70)
. 定年等の定め方(72)
. 勤務延長(74)
. 再任用(75)
5 失 職(79)
6 退職管理の適正確保(80)
. 退職後の非違行為の発覚(81)
. 営利企業等への再就職者による依頼等の規制(82)
第3章
公務秩序の維持 ………………………………………………87
第1節 服務の根本基準 ……………………………………………………87
第2節 服務の宣誓……………………………………………………………88
第3節 法令等及び上司の職務上の命令に従う義務 …………………88
1 法令等に従う義務(88)
2 上司の職務上の命令に従う義務(89)
3 身分上の命令(91)
第4節 信用失墜行為の禁止 ………………………………………………93
第5節 秘密を守る義務 ……………………………………………………941 秘密の意義(94)
2 職務上知り得た秘密と職務上の秘密(95)
3 「漏らす」の意義(95)
4 職務上の秘密の発表の許可(95)
5 罰 則(96)
第6節 職務専念義務 ………………………………………………………961 職員の基本的義務としての職務専念義務(96)
2 職務専念義務が免除される場合(97)
目 次
第7節 政治的行為の制限 …………………………………………………991 政治的行為の制限の趣旨(99)
2 政治的行為の制限の内容(101)
. 政党の結成等への関与の禁止(101)
. 特定の政治的目的を有する特定の政治的行為の禁止(102)
3 企業職員、教育公務員等の特例(105)
第8節 営利企業等の従事制限 ………………………………………… 1061 営利企業等従事制限の趣旨(106)
2 営利企業等従事許可が必要な行為(107)
3 教育公務員の特例(108)
第9節 懲戒処分…………………………………………………………… 1081 懲戒処分の意義(108)
2 懲戒処分の事由(109)
3 懲戒処分の種類(109)
4 懲戒処分の手続と運用(110)
5 懲戒処分と裁量権(112)
6 懲戒処分に対する救済(115)
第4章
公務能率の維持・向上 ………………………………… 117
第1節 公務能率と成績主義 …………………………………………… 117
第2節 公務能率の維持と分限 ………………………………………… 118
1 分限の意義(118)
2 分限処分の種類と事由(119)
. 分限処分の種類(119)
. 分限処分の事由(120)
3 分限処分の手続と運用(123)
4 分限処分の救済(124)
xiii
目 次
5 分限処分と懲戒処分の関係(124)
第3節 職員の能力開発 ………………………………………………… 1251 職員の自己実現を目指して(125)
2 研修の充実(128)
3 ジョブ・ローテーションの実施(130)
4 職員参加の促進と目標管理(131)
. 職員参加の促進(131)
. 目標管理(131)
第4節 人事評価…………………………………………………………… 1331 勤務評定から人事評価へ(133)
2 人事評価の体系(136)
. 人事評価の方法(137)
. 人事評価の手続(評価のフロー)(141)
. 苦情相談・苦情処理(148)
3 人事評価実施上の留意事項(148)
. 人事評価制度の趣旨、内容等の周知・徹底(149)
. 評価者訓練の実施(150)
. 人事管理の基礎としての活用の徹底(150)
第5節 定員管理…………………………………………………………… 1541 定員管理の基本(154)
2 定員管理の技法(156)
第5章
勤務条件 ……………………………………………………… 157
第1節 勤務条件の意義と労働基準法の適用関係 ………………… 1571 勤務条件の意義(157)
2 職員の勤務条件と労働基準法(158)
第2節 給 与 ……………………………………………………………… 160
xiv
目 次
1 給与の意義と種類(160)
2 給与決定の諸原則(161)
. 職務給の原則(161)
. 均衡の原則(161)
. 条例主義の原則(162)
3 給与条例と給料額の決定(163)
. 給料表(163)
. 給料表に基く給料額の決定(164)
4 給与支給の諸原則(165)
. 通貨払い・直接払い・全額払いの原則(給与支給の三原則)(166)
. 一定期日払いの原則(167)
. 重複給与の支給禁止(167)
5 特別職の給与と非常勤公務員の報酬(168)
第3節 勤務時間その他の勤務条件 …………………………………… 1691 勤務時間その他の勤務条件に関する原則(169)
2 勤務時間の原則と特例(170)
. 変形8時間制(170)
. 公益上の必要による特例(170)
. 管理監督職員等の特例(171)
. 監視又は断続的勤務の職員の特例(171)
. 災害等の場合の特例(171)
. 公務のために臨時の必要がある場合の特例(171)
. 三六協定による特例(172)
3 休 憩(172)
. 休憩時間の意義(172)
. 一斉休憩の原則と自由利用の原則(173)
4 休 日(173)
目 次
. 週休制(173)
. 週休日の振替(174)
5 休 暇(174)
. 年次有給休暇(174)
. 病気休暇(176)
. 特別休暇(176)
. 介護休暇(178)
6 育児休業(179)
. 地方公務員の育児休業等に関する法律制定経緯(179)
. 育児休業制度の概要(179)
7 修学部分休業(180)
8 高齢者部分休業(181)
9 自己啓発等休業(182)
10 配偶者同行休業(183)
第6章
職員の利益の保護 ………………………………………… 185
第1節 勤務条件に関する措置要求 …………………………………… 1851 措置要求制度の目的と性格(185)
2 措置要求の対象(185)
3 措置要求権者(187)
4 措置要求の審査機関(187)
5 審査・判定(188)
第2節 不利益処分に関する不服申立て……………………………… 1891 不服申立制度の目的(189)
2 不利益処分の説明書の交付(189)
. 不利益処分の意義(189)
. 説明書の交付(190)
3 不服申立て(191)
xvi
目 次
. 行政不服審査法との関係(191)
. 不服申立権者(192)
. 不服申立期間(193)
. 審査機関(193)
. 審査及び審査の結果執るべき措置(193)
. 不利益処分に関する不服申立てと訴訟の関係(195)
第7章
地方公務員の労働基本権 ……………………………… 197
第1節 憲法第28条と労働基本権 ……………………………………… 197
第2節 公務員の労働基本権の制限 …………………………………… 198
1 労働基本権制限の沿革(198)
. 旧労働組合法及び労働関係調整法による制限(198)
. マッカーサー書簡と政令第201号(199)
. 国家公務員法の改正と公共企業体労働関係法の制定(200)
. 地方公務員法の制定(200)
. 公共企業体労働関係法の改正と地方公営企業労働関係法
の制定(201)
. 公共企業体等労働関係法等の改正(201)
2 地方公務員の労働基本権制限の職種別態様(202)
. 地公労法非適用職員(202)
. 地公労法適用職員(203)
3 消防職員委員会(204)
第3節 争議行為の禁止 ………………………………………………… 2071 争議行為等の禁止(207)
2 争議行為の形態(209)
. 同盟罷業(209)
. 怠 業(210)
xvii
目 次
3 憲法第28条と争議行為禁止の合憲性(判例沿革)(211)
. 昭和20年代から30年代(211)
. 昭和40年代前半(212)
. 全農林警職法事件判決(昭48.4.25最高裁大)以降(213)
第4節 地公労法非適用職員の団結権及び交渉権 ………………… 2181 団結権(218)
. 職員団体の目的(218)
. 職員団体の組織(218)
. 職員団体の登録(220)
. 役員選出の自由(224)
. 職員団体の法人格(224)
2 交渉権(227)
. 交渉事項(227)
. 交渉の当局(229)
. 交渉手続(230)
. 書面協定(233)
3 職員団体のための職員の行為の制限とその特例(234)
. 在籍専従制度(234)
. 組合活動への給与の不支給(235)
4 不利益取扱いの禁止(236)
第5節 地公労法適用職員の団結権及び団体交渉権 ……………… 2381 概 要(238)
2 団結権(238)
3 団体交渉権(239)
. 団体交渉事項(240)
. 労働協約(240)
. 斡旋、調停、仲裁(243)
目 次
4 苦情処理共同調整会議(244)
補節 公務員の労働基本権制限見直し議論 ………………………… 2441 公務員の労働基本権制限見直し議論の経緯(245)
2 公務員の労働基本権制限見直し議論の背景と内容(247)
3 総括と展望(253)
4 その後(256)
〔参考資料1〕 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正す
る法律(平成26年法律第34号)新旧対照条文(地方公務
員法部分のみ) …………………………………………… 257
〔参考資料2〕 地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正す
る法律(平成26年法律第34号)附則(抄) …………… 285
カバーデザイン 篠 隆二
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自治大学校及び市町村アカデミーにおける研修テキストとして採用。県・市町村における職員研修の教材に最適です。
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