■はじめに-「法情報学」とは何か…1
■第1部 法情報学-基礎論
概 論…21
●第1章 法情報の生成
1 法令情報…26
2 判例情報…31
3 法情報へのアクセス障害…33
●第2章 法情報の公開とアクセス
1 法情報の生成プロセス…39
2 法情報の流通プロセス…40
3 法情報の編纂プロセス…41
■第2部 法情報学-応用論
●第3章 法情報システム論
第1節 判例情報公開のあり方…56
1 判例公刊の概要…57
2 未公刊判例問題へのアプローチ…61
3 判例公刊をめぐる諸見解…68
4 判例公刊促進のための課題…70
第2節 法令情報の電子的提供…80
1 法令公布とデジタル化…80
2 インターネットにおける現行法令情報の提供…83
3 諸外国における法令情報の電子化の現状…85
●第4章 法情報管理論
第1節 政府型法情報提供システム…106
第2節 NPO型法情報提供システム…116
第3節 アジア英訳法令データベースの可能性…125
●第5章 法情報検索論
第1節 インターネットとリーガル・リサーチ…151
第2節 リーガル・リサーチ教育…156
第3節 オンライン法情報の歴史と動向…167
1 インターネット非営利サイトの歴史…167
2 商用サイトのインターネットへの展開…170
3 無料情報と有料情報…172
4 非営利サイトの動向例-CanLIIを例に…174
●第6章 法情報教育論
第1節 インターネットと法学教育…196
第2節 法学教育におけるIT利用:原論編…207
第3節 法学教育におけるIT利用:実態編
-2000年の調査から…216
第4節 法学教育におけるIT利用:比較法編…228
●第7章 法情報処理論
第1節 情報技術と弁護士の役割…236
1 我が国における法情報環境の変容…237
2 法律事務所におけるIT環境の変容…238
3 ススキンドの「グリッド」--IT化の方向性…241
第2節 法廷プレゼンテーションについて…245
1 法廷プレゼンテーションの目的…245
2 法廷プレゼンテーションの効果…246
3 法廷プレゼンテーションの種類…247
4 法廷の設備…248
5 法廷プレゼンテーションに伴う法的課題…253
6 法廷プレゼンテーションのための心がけ…255
第3節 学術文献としてのオンライン情報の引用…258
1 引用とは何か…258
2 ネット文献の特徴…259
3 ネット文献の引用上の問題点…261
4 ネット文献引用のガイドライン…264
5 ネット文献引用問題の展望…267
第4節 オンライン資料の評価…271
1 ウェッブ評価(web evaluation)とは何か?…272
2 ウェッブ評価の視点と方法…273
第5節 法学紀要と法律論文…278
1 法学紀要の誕生…279
2 法律実務に対する法学紀要の影響…280
3 法学紀要の教育効果…280
4 法学紀要とキャリア形成…281
5 ロー・スクール・ランキングと法学紀要…282
6 ロー・スクール教員市場と法学紀要…284
7 法学紀要に対する批判…285
8 法学紀要の今とこれから…287
9 考察-日本の紀要文化への示唆…289
●第8章 法情報環境論
第1節 ハイテク教室…306
第2節 司法のIT利用(1)-総論…312
1 電子ファイリングあるいは電子訴訟…312
2 法廷中継,遠隔法廷,そしてサイバー法廷へ…316
3 裁判記録の保存と公開…317
4 研修・啓蒙プログラム…317
第3節 司法のIT利用(2)-ジャージー島-…319
第4節 司法のIT利用(3)-北アイルランド-…332
第5節 司法アクセスとIT利用…348
はじめに:IT,法情報そして人的サポート…348
1 司法におけるITの活用とその理念…348
2 具体的なITの活用例…351
3 デジタル・ディバイドの解消:人という「資源」…357
第6節 法情報へのアクセスと図書館…365
1 法情報サプライヤーとしての図書館…365
2 法情報リポジトリとしての図書館…368