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業種別会計シリーズ 保険業

★保険業の業界動向、会計監査・内部統制・税務等の実務ポイントを詳解!★

定価

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3,960 (本体:3,600円)  

編著者名

新日本有限責任監査法人 編

  • 単行本
  • 会計
ISBN 978-4-474-10273-6
発刊年月日 2010-11-05
判型 A5判
ページ数 365
巻数/略称 / 業種別保険
商品コード 102731

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商品概要

新日本有限責任監査法人の『業種別研究会』が、各業種の動向、特徴、会計や監査上の留意点、業務の流れと内部統制のポイント等を業種別にわかりやすく解説した実務書。本書は、保険業をテーマに業種特有の実務ポイントを詳しく解説している。

目次

目  次

業務別会計シリーズ発刊にあたって
発刊にあたって
執筆者一覧
凡 例

第1章 保険業の概要 1
 第1節 保険の意義 3
  1 法的定義 3
  2 保険の種類 3
  3 保証との相違 4
 第2節 保険業の業態 5
  1 保険を業とするもの 5
  2 再保険業 6
  3 共済事業 6
  4 少額短期保険業 7
 第3節 沿革―歴史的背景から現在の状況へ 9
  1 生命保険の歴史 9
    相互扶助の仕組みとしての原始保険 9
    近代的生命保険の成立 9
    日本における生命保険の歴史 10
  2 損害保険の歴史 11
    海上保険の発祥 11
    火災保険の発祥 11
    日本での損害保険の歴史 12
  3 1996(平成8)年の保険業法改正後の保険業界 13
    1996年の保険業法の改正 13
    保険業界の再編と競争の激化 13
    今後の保険業界の業績動向 13
 第4節 保険業のビジネスモデル 16
  1 保険商品の開発 16
  2 募集・販売・保険料の収受 17
  3 保険金の支払い 18
  4 再保険の利用 18
  5 資金の運用 18
 第5節 保険業の業界地図 20
  1 生命保険業 20
    日本で事業を行っている生命保険会社 20
    生命保険業の業界地図 21
  2 損害保険業 23
    日本で事業を行っている損害保険会社 23
    損害保険業の業界地図 24
 第6節 保険業のビジネスリスク 26
  1 保険に関するリスク 26
    保険商品に関するリスク 26
    自然災害等に関するリスク 27
    流動性リスク 27
    再保険に関するリスク 27
  2 運用に関するリスク 27
    株価下落のリスク 27
    金利変動リスク 28
    投融資先の信用リスク 28
    為替変動リスク 28
    不動産投資リスク 28
  3 事業運営に関するリスク 29
    事務リスク 29
    システムリスク 29
    個人情報等の漏洩リスク 29
  4 事業環境に関するリスク 29
    法律、規制等の変更リスク 29
    競争激化によるリスク 30
    海外事業リスク 30
  5 その他のリスク 30
 第7節 保険会社に対する規制・関係法令、所轄官庁 31
  1 保険会社に対する法律―保険業法 31
  2 保険会社に対する法律―保険業法以外の法律 32
  3 保険会社の所轄官庁―金融庁 33
 第8節 保険会社のリスク管理・内部監査 34
  1 保険会社に求められる経営管理(ガバナンス) 34
    内部管理態勢 35
    法令等遵守態勢 35
    保険募集管理態勢 36
    顧客保護等管理態勢 36
    財務の健全性・保険計理に関する管理態勢 36
    商品開発管理態勢 37
    保険引受リスク管理態勢 37
    資産運用リスク管理態勢 37
    オペレーショナル・リスク等管理態勢 39
  2 保険会社における内部監査 40
    内部監査の意義 40
    内部監査の必要性 41
    内部監査のフレームワーク 42

第2章 会計と内部統制 45
 第1節 保険会社における会計と内部統制 47
  1 保険会社における主要な業務プロセス 47
  2 保険会社におけるその他の業務プロセス 48
    再保険取引 48
    自動車損害賠償責任保険 50
    地震保険 50
  3 保険会社における内部統制報告制度 51
 第2節 生命保険会社における保険料計上プロセス 53
  1 プロセスの概要 53
    収益認識の基本的な考え方 53
    保険料計上プロセスの概要 55
  2 業務プロセスの流れ 59
    初回保険料計上プロセス 59
    2回目以降保険料計上プロセス 62
  3 リスクの所在と内部統制 64
    初回保険料計上プロセス 64
    2回目以降保険料計上プロセス 65
 第3節 生命保険会社における保険金計上プロセス 66
  1 プロセスの概要 66
    支払事由発生型の保険金等と支払期日到来型の保険金等 66
    保険金計上プロセスで計上される仕訳 67
  2 業務プロセスの流れ 68
    支払事由発生型の保険金計上プロセス 68
    支払期日到来型の保険金計上プロセス 76
  3 リスクの所在と内部統制 80
 第4節 損害保険会社における保険料計上プロセス 89
  1 プロセスの概要 89
    プロセスの分類 89
    職務分掌 89
    保険料の種類 90
    損害保険業の会計処理の特徴 91
  2 業務プロセスの流れ 94
    ノンマリン種目保険料計上プロセス 94
    マリン種目保険料計上プロセス 103
  3 リスクの所在と内部統制 105
    リスクの識別と統制手続 105
    内部統制評価手続 107
 第5節 損害保険会社における保険金計上プロセス 109
  1 プロセスの概要 109
    プロセスの分類 109
    職務分掌 109
    保険金の種類 110
    損害保険業の会計処理の特徴 110
  2 業務プロセスの流れ 112
    ノンマリン種目保険金計上プロセス 112
    マリン種目保険金計上プロセス 117
  3 リスクの所在と内部統制 119
    リスクの識別と統制手続 119
    内部統制評価手続 121
 第6節 責任準備金と支払備金の決算処理 124
  1 責任準備金と支払備金の計上 124
    責任準備金の計上 124
    支払備金の計上 124
  2 生命保険会社における責任準備金の決算処理 125
    責任準備金計算データの作成 126
    保険料積立金および未経過保険料の計算 126
    最低保証に関する責任準備金の計算 127
    前納未経過保険料の計算 127
    保険金支払据置金の計算 127
    特別勘定の責任準備金の計算 127
    危険準備金の計算 127
    出再控除 128
    集 計 128
    総勘定元帳への記帳 128
    保険計理人の確認 129
  3 生命保険会社における支払備金の決算処理 129
    保険金に関する支払備金の計算 129
    給付金に関する支払備金の計算 130
    解約返戻金およびその他返戻金に関する支払備金の計算 131
    失効備金の計算 131
    既発生未報告(IBNR)支払備金の計算 131
    訴訟係属中の案件 132
    集 計 133
    支払備金と責任準備金の重複計上チェック 133
    総勘定元帳への記帳 133
  4 損害保険会社における責任準備金の決算処理 133
    責任準備金計算データの作成 134
    普通責任準備金の計算 134
    異常危険準備金の計算 134
    危険準備金の計算 135
    払戻積立金の計算 135
    契約者配当準備金の計算 135
    地震保険の危険準備金の計算 135
    自賠責保険の義務積立金、調整準備金、付加率積立金、運用益積立金の計算 136
    集 計 136
    総勘定元帳への記帳 137
    保険計理人の確認 137
  5 損害保険会社における支払備金の決算処理 137
    普通支払備金の計算 137
    IBNR備金の計算 139
    集 計 141
    総勘定元帳への記帳 141
    保険計理人の確認 141
 第7節 有価証券購入/売却 142
  1 プロセスの概要 142
    保険会社の資産運用の特性 142
    有価証券とは 143
    有価証券の保有目的 143
    有価証券の売買契約の認識 144
    クロス取引 144
    有価証券購入/売却プロセスで計上される仕訳 145
  2 プロセスの流れ 146
    中期経営計画の策定 148
    年度予算の策定 148
    投資計画の策定 149
    売買の実行 149
    有価証券の登録 149
    会計システムへの反映 150
  3 リスクの所在と内部統制 150
    売買時における金融商品の消滅の要件の充足 154
    証券管理システムへの誤登録 155
    証券管理システム上の誤処理 155
    会計システムの誤認識 156
 第8節 保険会社における事業費計上プロセス 157
  1 プロセスの概要 157
  2 業務プロセスの流れ 158
  3 リスクの所在と内部統制 162
 第9節 保険業特有の準備金、表示 168
  1 保険業法に基づく準備金の計上 168
  2 価格変動準備金 169
  3 財務報告の用語、様式および作成方法 169
  4 表示方法の特徴 170

第3章 保険会社の保険契約準備金 177
 第1節 生命保険会社の保険契約準備金 179
  1 支払備金 179
    通常の支払備金 179
    IBNR備金 181
    再保険を付している場合の支払備金の積立て 182
  2 責任準備金 183
    保険料積立金 184
    未経過保険料 192
    払戻積立金 193
    危険準備金 193
    ストレステスト 199
    負債十分性テスト 203
    追加責任準備金 208
    出再保険契約に係る責任準備金 209
  3 社員(契約者)配当準備金 213
 第2節 損害保険会社の保険契約準備金 219
  1 支払備金 219
    支払備金とは 219
    支払備金の根拠法令等 222
    スクリーニング 226
    統計的見積手法 230
    要積立額aおよびb 236
    出再保険契約の支払備金 239
  2 責任準備金 239
    責任準備金とは 239
    責任準備金の根拠法令等 240
    普通責任準備金 241
    異常危険準備金 248
    危険準備金 253
    払戻積立金 254
    契約者配当準備金 255
    追加責任準備金の積立て 255
    出再保険契約の責任準備金 256

第4章 保険業に係る税務 257
 第1節 生命保険会社 259
  1 生命保険会社の課税の概要 259
  2 責任準備金 259
    責任準備金の損金算入限度額 259
    危険準備金の損金算入限度額 260
    追加責任準備金の損金不算入 261
    責任準備金の益金算入 261
    未収保険料に対応する責任準備金の取扱い 261
  3 支払備金 262
    既発生既報告の支払備金の積立限度額 262
    IBNR備金の積立限度額 262
    支払備金の益金算入 262
  4 契約者配当 263
    契約者配当の損金算入限度額 263
    最低課税方式(剰余金の7%課税)の適用 264
  5 配当準備金 265
    配当準備金繰入限度額 265
    配当準備金の益金算入 266
    配当準備金のうち据置配当等の金額の益金算入 266
  6 受取配当等の益金不算入の特例 266
    受取配当等の益金不算入と契約者配当準備金繰入額の選択適用 266
    負債利子の特殊性 266
  7 価格変動準備金 268
  8 保険会社特有の有価証券の区分 268
    責任準備金対応有価証券 268
    特別勘定に属する有価証券 269
  9 法人税課税所得計算 269
  10 事業税 270
 第2節 損害保険会社 272
  1 損害保険会社の課税の概要 272
  2 支払備金 272
    普通支払備金の積立限度額 273
    申告調整が必要となる事例の留意点 273
    外国受再保険の普通支払備金の積立限度額 274
    IBNR備金の積立限度額 274
    支払備金の益金算入 275
  3 普通責任準備金 275
    普通責任準備金の積立限度額 275
    保険料積立金、未経過保険料、初年度収支残の計算方法 275
    普通責任準備金の益金算入 276
  4 自動車損害賠償責任保険の義務積立金 276
    自動車損害賠償責任保険の積立限度額 276
    自動車損害賠償責任保険の益金算入 277
  5 払戻積立金 277
    払戻積立金の損金算入 277
    払戻積立金の益金算入 277
  6 標準責任準備金 277
  7 異常危険準備金 278
    定 義 278
    異常危険準備金の積立限度額 279
    異常危険準備金の取崩し 279
  8 契約者配当準備金 282
    契約者配当準備金の損金算入 282
    契約者配当準備金の益金算入 282
  9 受取配当等の益金不算入の特例 282
  10 法人税の課税所得計算 283
  11 事業税 284

第5章 監 査 287
 第1節 会計監査の種類 289
  1 会計監査の目的 289
  2 監査の種類 290
  3 制度による分類 291
    法定監査(法令等に基づく監査) 291
    任意監査 292
 第2節 会社法監査 293
  1 会社の機関 293
  2 会社が作成すべき書類と会計監査 295
 第3節 金融商品取引法監査 296
  1 財務諸表監査 296
  2 内部統制監査 298
    内部統制とは 298
    内部統制監査 300
    会社法における内部統制と監査 301
 第4節 内部監査 303
  1 内部監査の定義 303
  2 内部監査の機能 303
  3 内部監査の実施 305
 第5節 保険会社における会計監査の種類 306
  1 法定監査 306
  2 任意監査 307
 第6節 保険会社の監査の特徴 308
  1 会計上の見積り 308
  2 財務の特性 309
  3 別記事業としての表示および開示 309
 第7節 責任準備金の監査手続 311
  1 固有リスクの評価 312
  2 統制リスクの評価 312
  3 実証手続 313
  4 アクチュアリーの利用 314
  5 継続企業の前提に関する検討 314
  6 保険計理人の意見書 315
 第8節 責任準備金対応債券に係る監査上の取扱い 316
 第9節 保険業における包括ヘッジに係る監査上の取扱い 317
  1 ヘッジ対象 317
  2 ヘッジ対象のグルーピング 318
  3 ヘッジ手段 318
  4 ヘッジの有効性の評価方法 318
 第10節 その他 319

第6章 最近の保険会計を巡る国際的な動向 321
 第1節 はじめに 323
 第2節 保険会社の主要勘定と適用される主要なIFRS 324
 第3節 個別基準の解説 325
  1 IFRS第4号 325
    IFRS第4号の位置付け 325
    IFRS第4号の対象となる取引 326
    保険契約の定義 326
    保険リスクの定義 327
    重要な保険リスク 327
    保険負債の認識・測定など 328
    負債十分性テスト 329
    預り金要素のアンバンドリング(分離) 329
    開 示 329
 第4節 保険契約プロジェクトのフェーズ2に関する動向 332
  1 ディスカッション・ペーパー(DP)「保険契約に関する予備
    的見解(Preliminary views on Insurance Contracts)」 332
  2 公開草案公表に向けた最近の議論 334
    測定アプローチの候補 334
    測定アプローチの特徴 334
    未経過保険料 335
    契約開始時のマージンの測定 335
    マージンの事後の取扱い 335
    割引率 336
    保険契約者の行動と契約の境界 336
    業績計算書上の表示 336
    デポジット・フロアー 337
    保険契約者の会計処理 337
    保険契約の認識時点 338
    保険負債の消滅 338
    有配当契約 339
  3 今後のスケジュール 339

第7章 保険会社における経営指標 341
 第1節 代表的な経営指標 343
  1 財務諸表で開示されている経営指標 343
    保険料等収入(生命保険会社)、正味収入保険料(損害保険会社) 343
    総資産 344
    キャッシュ・フロー計算書 344
  2 財務諸表以外で開示されている経営指標 345
    生命保険会社における基礎利益 345
    損害保険会社における保険引受利益 347
    ソルベンシー・マージン比率 348
    生命保険会社における保険契約の指標 351
 第2節 経営指標と経営戦略との関係 353
  1 生命保険会社のリスクと経営戦略 353
  2 損害保険会社のリスクと経営戦略 355
  3 その他の経営上の課題 356

参考文献 359
事項索引 361

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商品の特色

保険業界を巡る動向は、近年大きな転換期を迎えています。生命保険業界では、一部の会社が相互会社から株式会社への組織変更を実施し、一方の損害保険業界では大規模な企業再編が行われ

3メガ損保体制へと移行することとなりました。

保険会社は一般事業会社と異なり、保険業法によりさまざまな規制を受けるとともに、財務諸表や会計処理についても特有の処理を採用している領域が多く、保険会社の状況を正しく理解するためには

保険業法および関連法令、特有の会計処理を十分理解することが必要です。本書は、生命保険・損害保険の保険業の概要から、それぞれ個別の会計・税務処理、内部統制報告制度への対応を詳解する

とともに、保険業に関するIFRSにも言及し、さらに豊富な設例・仕訳例を収録し、わかりやすく解説しています。

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