あなたは、気になる会社の資料・データを把握できていますか?
ISBN |
978-4-474-02600-1 |
発刊年月日 |
2010-11-26
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判型 |
A5判 |
ページ数 |
290 |
巻数/略称 |
/ 会社ウォッチ |
商品コード |
026005
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企業分析のプロである監査法人の蓄積された経験・情報を活かして、企業の公表データ(有価証券報告書など)の定量分析と、企業の外部環境や資本関係、ヒト・モノなどの定性分析について、事例を織り交ぜながら分かりやすく解説。監査法人のノウハウを一冊に登載した、企業分析の決定版。
第1章 企業イメージを観る
第1節 会社を観る
1 会社のとらえ方
2 就職人気企業ランキング
3 優れた会社ランキング
4 その他の企業ランキング
5 会社の判断基準
第2節 会社情報を観る
1 会社の将来の方向性
2 会社を観る切り口
3 定量的情報と定性的情報の両方から判断する
4 決算情報からわかること
第2章 業界動向を観る
第1節 会社の過去から現在までを観る
1 30年前からの優良企業ランキングの推移
2 法人企業統計では
3 M&Aにからめて考える
4 業界ごとの変遷を考える
5 時系列分析で考える
6 異業種からの参入を考える
第2節 成長性・将来性のある業界を観る
1 環境の変化とともに変貌する会社
2 製品のライフサイクル
3 新技術の開発状況
4 光る会社を見いだす
第3章 財務諸表を観る
第1節 数字から会社実態を観る
第2節 企業活動と財務諸表との関係を観る
1 資金調達、投資、リターン
2 企業活動と財務諸表の関係
3 連結財務諸表
第3節 利益を観る-損益計算書
1 損益計算書とは
2 利益の源泉の把握
第4節 財政状態を観る-貸借対照表
1 貸借対照表とは
2 現金預金
3 棚卸資産
4 有価証券
5 繰延税金資産
6 利益剰余金
第5節 キャッシュ・フローを観る-キャッシュ・フロー計算書
1 キャッシュ・フロー計算書とは
2 活動区分別キャッシュ・フローをどのようにみるか
3 フリー・キャッシュ・フロー
第6節 会計方針を観る
第4章 分析数字を観る
第1節 分析により経営実態を観る-財務諸表分析
1 総合力-ROAとROE
2 収益性
3 効率性
4 安全性
5 成長性
6 付加価値分析
第2節 実際の財務諸表分析を観る
第3節 セグメント情報を観る
1 セグメント情報の把握
2 セグメント情報の企業間比較
3 セグメント情報の時系列比較
第4節 四半期情報を観る
第5節 粉飾決算を観る
1 粉飾とは
2 粉飾の事例
第5章 経営環境を観る
第1節 マーケット情報を観る
1 アナリストレポートを入手する
2 マーケットの評価を知る
第2節 外部環境を観る
1 外部環境を知るには
2 会社発信情報から外部環境を知る
3 定性的情報の重要性
第3節 会社への期待、評判を観る
第4節 ヒトを観る
1 役員構成を知る
2 役員報酬、従業員給与
3 平均勤続年数
4 労働組合について
5 従業員にとって働きやすいか
第5節 モノを観る
1 生産能力、店舗設備の状況
2 減損の実施状況をみる
第6節 カネを観る
1 資金調達の方法
2 メインバンク制度について
3 事業構造上資金不足の傾向にないか
4 資金調達余力
5 成長の制約とならないか
第7節 経営スタイルを観る
1 大株主の状況をみる
2 創業家について
3 親会社について
4 海外投資家について
5 資本関係は安定しているか
第6章 会社の沿革を観る
第1節 会社の歴史を観る
1 創業者の想い-なぜ事業を始めたのか
2 会社の履歴書をみてみよう-有価証券報告書の「沿革」
3 「沿革」から会社の概要を理解しよう
第2節 経営理念を観る
1 会社の意思決定の拠り所
2 普遍的な経営理念とは-本田技研工業の例
3 経営理念に移づく判断-パナソニックの例
4 時代の移り変わりとともに-三菱商事の例
5 企業の社会的責任と経営理念との関係
6 利益との結びつき-ホトケ作って魂入れず
第3節 経営危機への対応を観る
1 経営危機の原因-つまずきの教訓に学ぶ
2 過大な投資
3 社内管理体制の不備
4 環境変化への対応の不備
5 積極的なM&A戦略の失敗
6 経営危機をもたらす原因
7 会社法による内部統制
8 金融商品取引法による内部統制
第4節 会社の進化の歴史を観る
1 進化の方向性-単一事業と多角化
2 本業回帰の現象-多角化は失敗か
3 適切な規模の多角化とは
4 本業専念型の成長力の源泉
5 進化の具体例-ポーター賞の受賞会社から
6 事業構造の転換と環境適応能力
第5節 会社の現在の姿を観る
1 会社状況の理解方法
2 利益の出ている分野
3 先行投資を行っている分野-研究開発、設備投資など
4 不採算の分野-減損の計上を契機として
5 多角化の方法に会社の意思をみる
第7章 会社の将来を観る
第1節 将来の経営環境を観る
1 将来の見方
2 SWOT分析
3 情報の入手先
第2節 会社の「強み」を観る
1 「強み」とは何か
2 企業活動からみる
3 経営資源に結び付ける
4 「強み」を事例でみる
第3節 会社の「弱み」を観る
1 「弱み」とは何か
2 「弱み」を事例でみる
第4節 会社の「脅威」を観る
1 「脅威」とは何か
2 業界の取引関係からの影響
3 社会からの影響
4 社会の変化に留意する
5 「脅威」をみるときの留意事項
6 「脅威」に対応できるか
第5節 会社の「機会」を観る
1 「機会」とは何か
2 「機会」を取り込めているか
3 悪化する外部環境を「機会」に転換できるか
第6節 リスクを観る
1 リスクとは何か
2 想定外の事象への対応
3 将来のことは誰にもわからないが…
第7節 会社の将来を観る
1 目的を明確にする
2 経営環境分析について
3 経営者の意思をみる
4 定量的情報との関連で理解する
補 章 会社情報のソースを観る
第1節 会社情報を観る
1 有価証券報告書等
2 決算短信等
3 その他の決算情報
第2節 会社のホームページから会社情報を観る
第3節 専門機関等の分析データから会社情報を観る
参考文献
索 引
コーヒーブレイク
IFRS適用
包括利益
資産・負債アプローチ
黒字倒産
キャッシュ・フローによる投資意思決定
数理計算上の差異
過年度遡及修正
日本の会社のROE
利益至上主義と付加価値
経済的付加価値(EVA)
指標間の関係
経営危機のデータベース
会社法では内部統制システムがいらない?
有価証券報告書に添付する確認書とは
重要な成功要因(KFS)
重要な経営指標(KPI)
▼もっと見る
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