第二の開国、平成幕末からのアジア太平洋維新を力強く提言!
ISBN |
978-4-474-02823-4 |
発刊年月日 |
2012-10-25
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判型 |
A5判 |
ページ数 |
312 |
巻数/略称 |
/ パラダイム・改 |
商品コード |
028233
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アジア太平洋の時代に乗り遅れる日本に警鐘を鳴らした『パラダイムシフト・日本再生』(2011年発刊)の改訂版!「3・11」東日本大震災を天の啓示と受け止め、日本と日本人を問い直す。世界の中の日本・第二の開国のための「新たな構想」を提案!
【目 次】
序 章 新世紀・波瀾の幕開き…1
・人間と文明…1
・三大大量死・現代の危機…3
・歴史の逆襲…6
・地球再生の時代へ…9
・人口爆発の波と新たな視点…14
・混迷への日本の進路…18
・PARADIGM SHIFT 二〇一一…25
第一章 グローバリズム批判…29
一 グローバリズムと世界秩序…29
(1) 「9・11」後の世界…29
(2) グローバリズムと世界秩序…36
二 グローバリズム批判と日本…45
(1) アメリカの変容…45
(2) アメリカの軍事戦略…52
(3) 日本の対応・拡大鎖国…55
第二章 アジア情勢と日本…62
一 アジアの理解、再びアジア…62
(1) アジアの自然とアジアの見かた…62
(2) 世界単位と東西文明の融合…70
(3) アジアの真・善・美を求めて…77
二 日本のアジアへの関わり、アジアの中の日本…83
(1) 日本とアジア…83
(2) アジア・環太平洋と日本の安全・安心…90
第三章 パラダイム・シフト…95
一 転機としての二〇〇九年…95
(1) 二〇〇九年の意味すること…95
(2) 世界動向と二〇一一年…100
二 アメリカの世紀の終わり…107
(1) 金融危機とアメリカ…107
(2) バラク・オバマの登場…112
(3) 日本の立場…115
三 アジア太平洋の時代、追いやられる極西JAPAN…119
(1) 二〇一一・パラダイムシフト…119
(2) 日本外交の課題…127
(3) 均衡ある世界をめざして…133
第四章 壮大なる過渡期と文明…140
一 文明の歴史的転換…140
(1) 過渡期と歴史的視座…140
(2) 文明史…147
(3) 新たなシステムと世界動向…153
二 近代文明の終焉と日本の進路…160
(1) 近代文明の終焉…160
(2) 日本の進路…167
(3) 地球温暖化は人類の危機…173
第五章 アジア太平洋の時代・日本再生…177
一 第二の開国のための「新構想」…177
・PARADIGM SHIFT 二〇一二…187
二 「3・11」の激震と文明の災禍…191
(1) 「3・11」天の啓示…191
〔参考1〕 科学者の責任…198
〔参考2〕 日本よ核不拡散に動け…200
(2) 地球環境・共生文明…201
三 アジア太平洋維新・日本再生―BS11放映…214
(1) パラダイムシフト・日本再生…216
(2) アジア太平洋維新と世界貿易センター(WTC)…222
終 章 新たな文明を求めて…228
(1) 迫りくる危機と文明…228
(2) 日本・平成維新の時…234
(3) パラダイムシフト・環境革命…240
〔資料・参考〕…246
(1) 新しい時代の科学技術政策 政策提言と「科学技術シンポジウム」…246
(2) 日米中関係の再構築 第四回「日米中国際シンポジウム」…289
(3) 第一一回 WTCA DAY記念講演会…299
あとがき…302
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・本書は、現代における世界の中の日本の「新たな構想」を提示し、千年期を意識した「現代文明の展望」を試みるもので、「序章 新世紀・波瀾の幕開き」から「終章 新たな文明を求めて」に至る全編を通して、歴史発展の基礎を「文明」に見出す骨太な立場が貫かれています。
・たとえば「第五章 アジア太平洋の時代・日本再生」で、筆者は文明的視野から見た地球環境問題、云わば「地球文明の寿命」を検討すべき緊急の課題として提示していますが、グローバリズム、新資本主義が自然環境をも商品化し市場化する思想であるのに対し、日本人の「自然との共生」、人間は自然によって生かされているという思想は、国際化から世界化そして地球化へと進んできた現代において大きな役割を担いうるという指摘は、東日本大震災と原発事故を経験し、自分たちの進路を模索中の我々日本人に大きな勇気を与えてくれるのではないでしょうか。