社会課題をテコに飛躍的にビジネスを伸ばす「ルール」とは?国際標準化活動の第一線で活躍する著者が説く、ビジネスチャンスの作り方
2,750円 (本体:2,500円)

ISBN |
978-4-474-06428-7 |
発刊年月日 |
2018-12-14
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判型 |
四六判/C2034 |
ページ数 |
176 |
巻数/略称 |
/SDGsルール |
商品コード |
064287
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グローバル市場で新たなビジネスを生む戦略として、法規制や国際標準などの枠組み、すなわち「ルール」を活用するための「視点」「発想」を身に着けることができる実践解説書。
序 章
「ルール」があなたの仕事にどう関係するのか
営業マンA氏の場合
環境・CSR担当者B氏の場合
中小企業社長C氏の場合
第1章 新しい時代のエコシステム型ビジネスモデル
◎決算報告に見る従来型ビジネスの限界
◎「ビジネスエコシステム」の登場─GAFAに共通したビジネスモデル
◎鍵を握る「ネットワーク効果」─指数関数的成長の原理
自己ネットワーク効果
相互ネットワーク効果
◎「フック」と「回収エンジン」という新たな視点
◎ビジネスエコシステムの事業性評価
◎客を逃がさない「ロックイン効果」
◎ビジネスエコシステム構築に必須のルール形成
◎ルール形成におけるSDGs・環境規制活用という切り札
◎ビジネスに活用するためのルール形成のノウハウ
「ルール形成型標準」とは
標準規格によるルール形成に必要な視点
標準規格をビジネスに活用する
◎本章のキーメッセージ
第2章 SDGsの基礎知識とビジネスへの関わり
◎SDGsの基本情報
SDGsの目標の勘所
SDGsにおいて特に重視・多用されているキーワード
◎SDGsの市場性
◎CSVとしての取り組み
◎WBCSDによる企業行動の推奨
準備:企業としての取り組み方を検討する際の視点
ステップ1:現在の立ち位置を分析する
ステップ2:カギとなる改善機会を見いだす
ステップ3:仲間を集めて実行する
◎役に立つツールの数々
◎顧客との会話のヒント(営業担当者向け)
◎本章のキーメッセージ
第3章 グローバルな環境・CSR規制の基礎知識とビジネスへの関わり
◎環境規制とビジネスの関係
現場環境規制から製品環境規制へ
市場原理に誘導されたグローバル化
◎CSRとビジネスの関係
統合報告の果たす役割
CSRのバイブル ISO 26000
CSRの核となるテーマ
◎化学物質規制
欧州REACH規則をはじめとする化学製品規制
欧州RoHS指令をはじめとする製品含有化学物質規制
化学物質規制を活用した好事例
◎エコデザイン(省エネルギー)規制
米国EISA
米国エネルギー効率基準
欧州エコデザイン指令
◎紛争鉱物規制
「紛争鉱物」とは
OECDデューデリジェンスガイダンス
米国ドッド・フランク法
欧州紛争鉱物規則
カギを握るサプライチェーンマネジメント
◎欧州発の新政策サーキュラー・エコノミー
「サーキュラー・エコノミー」とは
グローバルビジネスにおける影響力
◎ソサエティ5・0という日本の新政策
◎本章のキーメッセージ
第4章 ルールを活かしたビジネスの成功事例
◎ダイキン工業の成功事例
規制のビジネスチャンスへの転換
ヒートポンプが再生可能エネルギー源に
エネルギー効率の測定方法の国際標準化
◎会宝産業の成功事例
エンジン品質評価のための国際規格
SDGsへの貢献
プラットフォーム事業の展開
◎ヤマトホールディングスの成功事例
小口保冷配送サービスの国際規格化
PASからISOへ
◎リエイの介護ビジネス成功事例
中国の介護ビジネスの現実
ビジネスモデルを現地仕様にカスタマイズ
◎綿棒ビジネスが活用したISO国際標準
「ハイルブロンの怪人」
科学捜査用綿棒の国際規格
◎日本発の健康経営ビジネスへの取り組み
健康経営を取り巻くビジネス
健康経営優良法人認定制度の登場
データヘルス制度の世界展開に向けて
MARIMO5の健康経営サービス
◎本章のキーメッセージ
おわりに
▼もっと見る
○「ルール」がグローバルビジネスで果たす役割を理解し、「ルール」を活用してチャンスをつかむために必要な知識が身につく一冊
○他社の一歩先を行く「ルール」活用に成功した具体的な事例を、SDGsの17の目標に照らして解説
○SDGsへの対応を足掛かりに社会や業界の「ルール」を作り、うまく活用することでビジネスチャンスを広げる方法が、具体的に自分の業務や自社の状況を思い描きながら理解できる
○日本の産業界を代表して国際標準化活動の最前線で活躍する著者による執筆