不祥事発生時の事実調査の方法や、民事刑事上の責任追及について、具体例や判例をもとに具体的に解説した手引書。企業法務担当者にとって不祥事対応のバイブルとなる一冊!
5,720円 (本体:5,200円)
尾崎恒康 監修 尾崎恒康 平尾 覚 大賀朋貴 船越涼介 著
ISBN |
978-4-474-09384-3 |
発刊年月日 |
2024-01-30
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判型 |
A5判/C2034 |
ページ数 |
376 |
巻数/略称 |
/ 役員不祥事改 |
商品コード |
093849
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危機管理のプロである、西村あさひ法律事務所の危機管理チームが、そのノウハウを詰め込み、不祥事発生時の法的リスク対策に加え、ビジネスの視点に立ち、的確に調査・責任追及を行う方法を解説した手引書。関連法令・ガイドラインの改正や企業を取り巻く環境の変化を受けて、全編にわたってアップデート。
第1章不祥事対応の基本的留意点
Ⅰ はじめに
Ⅱ 初動対応の重要性
Ⅲ 不祥事対応の内容
第2章事実調査Ⅰ~社内調査の進め方
Ⅰ 社内調査を行う企業の権限と社内調査に協力すべき役職員の義務
Ⅱ 社内調査を進める際の基本的な手順
Ⅲ 調査チームの立ち上げ
Ⅳ 証拠の収集・保全
Ⅴ 証拠分析
Ⅵ 関係者のヒアリング
Ⅶ 取引先等、社外の者を対象とした調査
Ⅷ 調査結果の取りまとめ
Ⅸ 類似事案の発掘のための調査
Ⅹ 内部通報を端緒とする社内調査の留意点
XI ハラスメント事案の社内調査における留意点
第3章 事実調査Ⅱ~調査委員会による対応
Ⅰ 調査委員会の種類
Ⅱ 調査委員会設置の要否、設置すべき調査委員会の種類
Ⅲ 調査委員会の構成
Ⅳ 調査委員会設置に当たってのその他の留意点
Ⅴ 調査委員会設置後の対応
Ⅵ 第三者委員会の設置・運営に関する実務上の留意点
第4章事実調査Ⅲ~調査中における不祥事当事者の処遇
Ⅰ 調査中の不祥事当事者の地位・執務の継続の肯否
Ⅱ 調査中の賃金、報酬及び賞与等の支払い
第5章不祥事当事者の人事上の処遇
Ⅰ 不祥事当事者等に対する適切な処遇の必要性
Ⅱ 職員の処遇
Ⅲ 役員の処遇
第6章刑事責任の追及
Ⅰ はじめに
Ⅱ 告訴の手続の概要について
Ⅲ 告訴をすべきか否かを検討する際の留意点
Ⅳ 告訴を行うに当たっての実務上の留意点
Ⅴ 告訴後の刑事手続の流れ
Ⅵ 刑事手続の民事上の請求への活用
第7章民事責任の追及
Ⅰ はじめに
Ⅱ 裁判手続を通じた責任追及
Ⅲ 裁判外での責任追及
Ⅳ 資産保全
資料集 チェックリスト・法令・ガイドライン
執筆者略歴
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・事実調査について、実際の調査行動をとる上で直接的に役に立つよう、複数の例を示しながら注意点を解説。
・判断に迷う点が多い人事上の処遇や責任追及については、対応内容の選択の判断を助けるために、判例を引きながら法的根拠や事後の影響まで解説。
・不祥事が起こった際に、どのように対応すればよいのかわかるフローチャート、チェックリスト付き。