自治体ならではのパワハラ防止に活かせる、上手に怒る(伝える)ためのアンガーマネジメント活用法をわかりやすく解説
◆最新版はこちらをクリック
ISBN |
978-4-474-06498-0 |
発刊年月日 |
2019-02-13
|
判型 |
A5判/C2031 |
ページ数 |
168 |
巻数/略称 |
/自治体アンマネ |
商品コード |
064980
|
自治体の職務の特性(全体の奉仕者など)を押さえたうえで、パワハラ対策の一つである、良好なコミュニケーションの構築に資するアンガーマネジメント(必要な時に上手に怒る(伝える)ことができるスキル)を学び、パワハラのない職場づくりに活かせる書。
はじめに
第1章 職場のパワーハラスメントの深刻な現状
1 なぜ今、パワーハラスメント(パワハラ)対策が急務なのか
2 パワハラとは
3 パワハラが生まれる原因
4 パワハラの6類型
5 指導とパワハラの違いとは
6 自体体ならではのパワハラの特色とは
7 怒りが連鎖しない職場環境をつくるために
8 パワハラ防止対策の今後の展望
第2章 パワハラ防止のための感情のコントロール
第1節 アンガーマネジメントを使った感情のコントロール
1 パワハラ防止になぜアンガーマネジメントが有効なのか
2 怒りの感情はコントロールできる
<問題・解説>
3 怒りの感情ってなんだろう
<問題・解説>
4 怒ることのメリット・デメリットとは
5 怒りには問題となる特徴がある
<問題・解説>
6 怒りの感情は第二次感情である
<問題>
7 ストレスを溜め込まない
<問題・解説>
8 アンガーログ=怒りの記録をつけてみる
9 衝動をコントロールする
■怒りの温度計
■気持ちの落ち着く言葉
10 私達を怒らせるものとは
<問題>
11 怒りが生まれるメカニズムとは
12 不都合な意味付けをしているなら意味付けを変える
■自分のコアビリーフを探す
■べきログのつけ方
Column「~べき」の扱いは難しい
13 思考のコントロール=怒ることと怒らないことの境界線をつくる
14 行動のコントロール=怒る時は行動を4つに整理する
Column怒りっぽい人と怒りっぽくない人の違い
15 怒ることはリクエストを伝えること
<問題・解説>
16 相手の権利に敬意を払いながら怒るということ
17 怒る時のNG態度4類型とは
① 機嫌で怒る / ②人格攻撃 / ③人前で怒る / ④感情をぶつける
<問題・解説>
18 怒る時のNGワード4類型とは
①過去を持ち出す言葉 / ②責める言葉 / ③決めつけ言葉/④程度言葉
<問題・解説>
Column気持ちを理解しろというリクエストは成立しない
第2節 パワハラ防止のためのアドバイス
1 普段からの人間関係を大事にする
2 指導者が知っておきたいパワハラ防止のコツとは
(1) 部下の性格を理解して指導する
(2) 価値観の違いを受け入れる
3 パワハラを受けないためのコツとは
(1) 自分が見られていることを意識する
(2) 職場で孤立しない
(3) NOを言えるようになる
(4) 知識を身に付ける
(5) 職務を適切に果たす
(6) 人を信頼する
(7) 相手を理解する
第3章 具体例で学ぶアンガーマネジメント活用法
ケース1 職場内のいじめ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●今だけに意識を向ける
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●余計なことを考えない五感トレーニング
ケース2 本庁からの異動の不安がもたらしたパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●自分の第一次感情を知る
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●ポジティブセルフトーク
ケース3 公務への責任感が強い上司から部下へのパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●許容度を上げる
●怒り方を変える
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●権利、義務、欲求の区別トレーニング
ケース4 住民からの苦情が発端のパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●事実と思い込みを切り分ける
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●事実と思い込みを切り分けるトレーニング
<問題>
ケース5 上司の問題点を指摘したことによるパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●自己肯定感を上げる
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●サクセスログ
ケース6 パワハラがパワハラを呼ぶリスク
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●自責であることを自覚する
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●理想の誰かを演じてみる
ケース7 自分の「公務員像」を物差しにして部下の個人的なことに立ち入るパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●無意識の偏見に向き合う
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●暗黙の了解を見つける
ケース8 専門職の部下から新任上司へのパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●相手のやり方を尊重する
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●スモールステップづくり
ケース9 不適切な住民対応を報告された腹いせのパワハラ
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●冷静に理性的に向き合う
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●ワンパターンを壊す
ケース10 住民から受けるパワハラ的な行為
◇ケースの概要
◇パワハラに至った背景(想定される要因)
◇アンガーマネジメント的な対処術
●安全・安心な環境をつくる
◇本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
●相手の第一次感情を聞く努力
まとめ-自分事として捉えると早く上達する
おわりに
*参考文献
*著者紹介
▼もっと見る
○“怒り”の感情を上手にコントロールする「アンガーマネジメント」のスキルを読みやすくコンパクトに紹介。
○解説の後に挿入されている「問題」を考えることで、怒りの特徴やNG行動がよくわかる。
○自治体や出先機関でありがちな事例をもとに解説。身近な場面を想像しながら、自分事として理解できる。
○どんなときにパワハラが起こりやすいかがわかり、効果的な防止対策(組織内の共通理解や対策立案)に活かせる。