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平井信行の気象・防災情報の見方と使い方~子どもの命を守る判断力を育てるために~

防災士の資格をもつ気象予報士だから知っている気象情報から導かれるヒントで、命を守る判断力が身につく!

在庫あり

定価

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1,980 (本体:1,800円) 在庫あり

編著者名

平井信行 著

  • 単行本
  • 自治・行政
ISBN 978-4-474-06743-1
発刊年月日 2019-09-05
判型 四六判/C0044
ページ数 248
巻数/略称 / 防災情報判断力
商品コード 067439

商品概要

気象・防災情報の見方・使い方、自然災害や急な気候変動から身を守る方法など、適切な危険回避行動につなげて児童生徒の命を守るための気づきを提供。気象情報等に対する感度を上げることで、前例にしばられない判断力を身に付けられる。

目次

はじめに~子どもの夢実現のために命を守る教育を!

第1章 防災情報の見方・使い方―気づきを得る

■防災情報のレベル化~今の危険度を知り、避難行動を
クイズ 避難が必要な警戒レベルは?
■気象庁の危険度分布を活用しよう!~今のあなたの街の危険度は?
クイズ 危険度の色が何色になったら避難開始?
■土砂災害警戒情報~崖や山の近くでは安全確認後、避難開始
クイズ 土砂は崖の高さの何倍の距離まで到達?
■氾濫危険情報~川の近くでは安全確認後、避難開始
クイズ 氾濫警戒情報と氾濫危険情報、どちらの方が川の水位が高い?
■記録的短時間大雨情報~待機し、危険箇所を安全な方法で確認
クイズ 記録的短時間大雨情報の基準は?
■高温注意情報~屋外での活動は中止を検討
クイズ 高温注意情報はおよそ何℃以上で発表?
■竜巻注意情報~周囲の状況を確かめよう
クイズ 竜巻の国内最大級の風速は?
■緊急地震速報~強い揺れに備え、自分の身を守る行動を!
クイズ 緊急地震速報は震度いくつ以上で発表?
■大津波警報~できるだけ高いところへ逃げろ!
クイズ 地震の揺れが小さくても津波は自分のところに到達する?

第2章  気象情報から気づく前兆―感度を高める

■クジラの尾型~40℃レベルの災害級の猛暑に
ここに注目
真夏に等圧線が「クジラの尾型」になり、日本海に高気圧があり、
台風が大陸や日本海を進むコースは、記録的な猛暑が予想されます。
■線状降水帯~集中豪雨の原因の多くはこれ!
ここに注目
気象情報で「線状降水帯」といったら、通常の大雨では済まない
おそれがあり、予想雨量の数字をはるかに超えて集中豪雨の危険性があります。
■梅雨前線の南側は危険~線状降水帯が発生しやすい
ここに注目
梅雨前線が日本海側に北上したら、予想外の突発的な集中豪雨のおそれがあります。
■大気の状態が非常に不安定~〝ゲリラ豪雨や突風、ひょう、落雷
ここに注目
大気の状態が非常に不安定な場合、天気の急変に備えて気象情報をこまめにチェックしましょう。
■台風の東側~竜巻が発生しやすい
ここに注目
台風の北東側に数百キロ離れていても、黒っぽい雲や雷らい鳴めい、
ひょうが降ったら、竜巻注意情報などの気象情報をチェックしましょう。
■夏の台風は"迷走
ここに注目
複雑な動きをする台風は予想進路をこまめにチェック、 急に進路が変わり悪天候になることもあります。
■台風+前線=大雨
ここに注目
台風が南にあって離れていても、台風の北側にある前線で大雨のおそれがあります。
■スピード台風は"風台風
ここに注目
スピード台風は、進行方向の右側では暴風の危険性が高いおそれがあります。
■南岸低気圧が発達~冬から春先は太平洋側の大雪
ここに注目
大雪情報で関東から九州にかけての太平洋側平野部の予想降雪量が10センチ以上の場合、警報レベルの大雪となって混乱するおそれがあります。
■真冬の日本海に小低気圧~平野部も大雪
ここに注目
気象情報で「里雪、日本海に小低気圧、マイナス36℃以下の寒気、JPCZ」といったら平野部でも大雪のおそれがあります。
■日本海で"爆弾低気圧"~広い範囲の暴風
ここに注目
日本海の発達した低気圧は、離れた場所でも全国的に暴風のおそれがあります。

第3章  自然災害から身を守る方法―瀬戸際の判断

■ゴロゴロは落雷のおそれ~音が決め手になった裁判
■朝虹は雨~朝虹見えたら川越すな
■上流の雷雲、下流の増水~10分間で1メートル以上の水位上昇も
■竜巻を目撃~頑丈な建物の下の階へ「垂直避難」
■「つるし雲」が現れたら登山を中止~暴風のサイン
■「かさ雲」は雨の前ぶれ
■"ゲリラ豪雨"~都市部の低地は急な浸水
■土砂災害の前兆~早めに「水平避難」することが大事
■土石流や崖崩れが発生~2階以上へ「垂直避難」
■浸水に弱い車~洪水の際、車では避難しない
■「垂直避難」と「水平避難」の分かれ目~膝まで水が来たら「水平避難」しない
■落雪は"屋根雪崩"~大雪の際、建物のそばには近寄らない
■家で強い地震が発生~外へ逃げるか、2階へ
■通学中に地震~ブロック塀や壁から離れよ
■台風の風はまるで呼吸のよう~いったん風が弱まっても外出しない

第4章  自然災害の事例

■2013年学校を襲った竜巻
■関東甲信地方の記録的な大雪
■平成27年9月関東・東北豪雨~特別警報を待つことなく避難行動を
■平成28年熊本地震~地震はいつ、どこでも起こる
■平成29年7月九州北部豪雨~福岡県や大分県の土砂災害と水害
■平成30年7月豪雨(西日本豪雨)~災害は同じ場所で繰り返す
■2018年夏の"危険な暑さ

第5章  防災教育の実践例

■親子で学ぶ防災教育の構成と流れ~埼玉県春日部市を例にして
あなたの夢は?/命があってこそ、夢が実現する/あなたの地域の天気の特徴は/あなたの地域では昔、どんな災害があった? ~災害は繰り返し起こる/埼玉県の大水害~カスリーン台風について/カスリーン台風の雨量を未だ超えていない/自然災害からあなたの命を守るには?/ハザードマップを活用しよう~埼玉県春日部市の洪水ハザードマップ/〈実践編〉大雨時の気象情報タイムライン~2019年5月21日の大雨

第6章  コラム

■夢と未来を語る気象予報士
■防災士
■縄文時代と現代の温暖化の違い
■温暖化の誤解
■25年ぶりの非常に強い台風上陸~暴風と高潮の被害
■エルニーニョ現象の今と昔
■エルニーニョ現象で台風が強くなる
■ヒートアイランドを緩和する緑と水
■熱中症死を上回る凍死~屋内も注意
■暖冬のなかで起きた記録的な寒波~2016年1月、沖縄で雪
■東日本大震災
■あなたもできる真夏の15%節電対策
■御嶽山の噴火
■桜島に噴火警戒レベル4
■「避難準備・高齢者等避難開始」が発表されたら?

主な参考文献
おわりに

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商品の特色

○日本全国の自然災害現場に足を運び、目にしてきたことを、気象予報士・防災士ならではの複眼的視点でまとめた「命を守る」ための一冊。

○自治体や学校の講演会で提供してきた、気象情報や自然災害への感度を高める情報や、確実な危険回避行動に結びつけるための知識が満載。

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