学説・判例法理の到達点を解説、「相殺」に関する判例を体系的・網羅的に整理した唯一の書!
5,720円 (本体:5,200円)
ISBN |
978-4-474-06606-9 |
発刊年月日 |
2020-01-31
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判型 |
A5判/C3032 |
ページ数 |
448 |
巻数/略称 |
/ 判例法理相殺価 |
商品コード |
066068
|
第1編では相殺の意義、機能、形態について、第2編では相殺における問題点について解説。第3編においては、実際の民事訴訟における相殺についてその態様や効果について分析。各編に関し現在効力のある判例はすべて取り上げ、「相殺」に関する判例法理の到達点を理解できるようにした解説書。
総目次
監修の辞-本書の上梓に寄せて-
はしがき
凡 例
第1 編 総 論
第1 章 相殺の意義
第2 章 相殺の機能
第1 実体法的な機能
第2 手続法的な機能
1 民事訴訟における相殺
2 倒産手続における相殺
第3 章 相殺の形態
第1 法定相殺
第2 法定外相殺
第2 編 各論─実体法編
第1 章 相殺の要件
第1 法定相殺の要件
1 相殺適状
2 相殺禁止の非該当
第2 法定相殺の要件が問題となる場合
1 抗弁権の附着と相殺
2 銀行取引における相殺(預金債権等と相殺)
3 物上代位と相殺
4 代理受領と相殺
5 振込指定と相殺
6 仮登記担保と相殺
7 譲渡担保と相殺
8 手形と相殺
9 社債と相殺
10 賃金と相殺
11 年金等と相殺(年金等の振込口座に係る預金債権を受働債権とする相殺)
12 婚姻費用分担金・養育費の請求権と相殺
13 国際的取引と相殺
14 その他(相殺の有効性が問題となった事案)
第3 法定外相殺の要件
1 相殺適状の要否
2 相殺禁止の非該当の要否
第4 法定外相殺の要件が問題となる場合
1 二者間相殺の場合
2 三者間相殺の場合
第2 章 相殺の方法
第1 法定相殺の方法
1 相殺権の行使
2 相殺権の行使の態様
3 相殺権の行使の時期
第2 法定外相殺の方法
第3 章 相殺の効果
第1 法定相殺の効果
1 遡及効
2 相殺充当
3 残債務の履行
第2 法定外相殺の効果
第3 相殺の濫用
1 概 説
2 濫用が問題となる場合
第3 編 各論─手続法編
第1 章 民事訴訟における相殺
第1 訴訟上の相殺の意義とその態様
1 訴訟上の相殺の意義
2 訴訟上の相殺の態様
第2 訴訟上の相殺の方法とその効果
1 訴訟上の相殺の方法
2 訴訟上の相殺の効果
3 訴訟上の相殺の時期
第2 章 倒産手続における相殺
第1 倒産手続における相殺とその機能
第2 倒産手続における相殺の取扱い
1 破産手続の場合
2 民事再生手続の場合
3 会社更生手続の場合
4 特別清算手続の場合
参考文献
事項索引
判例索引
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