多面的(認知症、老年医学、地域ケア等)観点から介護現場の現状と事例を紹介し、ポストコロナ時代の高齢者ケアの在り方と対応方法をつかめる!
2,970円 (本体:2,700円)
ISBN |
978-4-474-07465-1 |
発刊年月日 |
2021-04-30
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判型 |
A5判/C2036 |
ページ数 |
224 |
巻数/略称 |
/ポストコロナケア |
商品コード |
074658
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感染症の脅威が前提となった高齢者福祉現場において、高齢者ケアの本質的役割を明らかにするとともに今後の展望を見据え、その最新動向を「認知症」「老年医学」「地域ケア」といった観点から理論的解説と、医療的観点から今回の新型コロナウイルス感染症が現時点で高齢者ケアにもたらした影響を総括する。
はじめに(村川浩一〔東京福祉大学・大学院教授〕)
序章 未知との遭遇 新型コロナウイルスと高齢者ケア(朝田 隆〔筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長〕)
第1章 新型コロナウイルス最前線
1 新型コロナパンデミックとWHO(村中璃子〔医師・ジャーナリスト〕)
2 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と(季節性)インフルエンザ(岡部信彦〔川崎市健康安全研究所所長〕)
3 コロナウイルスの高齢者ケアへの影響─スウェーデンからの手紙─(エルスマリー・アンベッケン〔メーラルダーレン大学准教授・社会福祉学〕、オーウェ・アンベッケン〔リンショピン大学名誉教授・保健管理学〕)
■エピセンター化を阻止し、コロナウイルスの幹を撃て!
第2章 包括的で最適な医療・ケアの提供に向けて
1 高齢者のQOL(秋下雅弘〔東京大学大学院医学系研究科老年病学教授〕)
2 フレイル予防の包括的アプローチ(飯島勝矢〔東京大学高齢社会総合研究機構機構長・未来ビジョン研究センター教授〕)
3 認知症2025年の課題と対応(朝田 隆〔筑波大学名誉教授、メモリークリニックお茶の水院長〕)
第3章 高齢者ケアの現場から
1 認知症の医療的地域ケア 外来診療の現場の課題(須貝佑一〔浴風会病院精神科医〕)
2 市民が主体的に取り組む高齢者ケア(逢坂伸子〔大東市保健医療部高齢介護室課長〕)
3 高齢者を守る消費者被害防止の取組み 市民参加による悪徳商法撃退─伊賀悪徳バスターズ─(平井俊圭〔伊賀市社会福祉協議会常務理事・事務局長〕)
4 外国人介護福祉士候補生の受け入れの取組み─国際連携を強化し、地域とアジアの福祉向上のために─(加藤 馨〔社会福祉法人長寿会理事長、特別養護老人ホーム陽光の園施設長〕)
5 地域ベースの認知症ケア─グループホーム・デイサービス・認知症カフェ─(近藤るみ子〔NPO 法人ひばりの里ネットワーク理事長〕)
第4章 高齢者の生活を支える仕組み・技術
1 高齢期の住まいと居住支援の動向(井上由起子〔日本社会事業大学専門職大学院教授〕)
2 高齢者の所得保障─年金改革のゆくえ─(中尾友紀〔愛知県立大学准教授〕)
3 ロボット技術を活用したポストコロナ時代の介護支援(本田幸夫〔東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター特任研究員〕、足立圭司〔株式会社NTTデータ経営研究所 情報未来イノベーション本部 先端技術戦略ユニットマネージャー〕)
終章 転型期の地域包括ケアシステム─『渦中八策』を提言─(村川浩一〔東京福祉大学・大学院教授〕)
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2025年問題を目前にして、さらに新型コロナウイルスの猛威の中、激変する高齢者介護現場で奮闘している「介護サービス事業者等の高齢者ケアに関わる多くの従事者」が、多面的(認知症、老年医学、地域ケア等)観点から客観的に現状と先進事例を知り、ポストコロナ時代の高齢者ケアの在り方と対応方法をつかむことのできる事例解説集。