自治体に求められるパワハラ防止対策に活かせる、上手に怒る(伝える)ためのアンガーマネジメント活用法をわかりやすく解説
 
1,980円 (本体:1,800円)

 
 
                
| ISBN | 978-4-474-07615-0 | 
| 発刊年月日 | 2021-10-07 | 
| 判型 | A5判/C2031 | 
| ページ数 | 176 | 
| 巻数/略称 | /自治体アンマネ改 | 
| 商品コード | 076158 | 
  
パワハラ防止の有力な手法であるアンガーマネジメント(必要な時に上手に怒る(伝える)スキル)を学び、パワハラのない職場作りに活かせる書。労働施策総合推進法の改正(パワハラ防止法の規定)を受け、自治体が取り組むべき指針の内容を盛り込んだ改訂版。
 
  
    
    改訂にあたって/はじめに
第1章 職場のパワーハラスメントの現状と対策
1 なぜ今、改めてパワーハラスメント(パワハラ)対策が急務なのか 
2 パワハラとは
3 パワハラが生まれる原因 
4 パワハラの6類型 
5 指導とパワハラの違い 
6 自治体ならではのパワハラの特色 
7 怒りが連鎖しない職場環境を作るために 
8 パワハラ防止に求められるコミュニケーション能力の向上 
Column
 「職場のパワーハラスメント防止対策についての検討会」での議論
第2章 パワハラ防止のための感情のコントロール
第1節 アンガーマネジメントを使った感情のコントロール
1 パワハラ防止になぜアンガーマネジメントが有効なのか 
2 怒りの感情はコントロールできる 
〈問題・解説〉
3 怒りの感情ってなんだろう 
〈問題・解説〉
4 怒ることのメリット・デメリットとは
5 怒りには問題となる特徴がある 
〈問題・解説〉
6 怒りを大きくするマイナス感情
〈問題〉
7 ストレスを溜め込まない 
〈問題・解説〉
8 アンガーログ=怒りの記録を付けてみる
9 衝動をコントロールする 
■ 怒りの温度計 
■ 気持ちの落ち着く言葉 
10 私達を怒らせるものとは 
〈問題〉
11 怒りが生まれるメカニズム 
12 不都合な意味付けをしているなら意味付けを変える 
■ 自分のコアビリーフを探す 
■ べきログのつけ方 
Column
 「~べき」の扱いは難しい 
13 思考のコントロール=怒ることと怒らないことの境界線を
つくる  
14 行動のコントロール=怒る時は行動を4つに整理する 
15 怒ることはリクエストを伝えること 
〈問題・解説〉
16 相手の権利に敬意を払いながら怒るということ 
17 怒る時のNG 態度4類型 
①機嫌で怒る / ②人格攻撃 / ③人前で怒る / ④感情をぶつける
〈問題・解説〉
Column
 怒りっぽい人と怒りっぽくない人の違い 
18 怒る時のNG ワード4類型 
①過去を持ち出す言葉 / ②責める言葉 / ③決め付け言葉/ ④程度言葉
〈問題・解説〉
第2節 パワハラ防止のためのアドバイス
1 普段からの人間関係を大事にする 
2 指導者が知っておきたいパワハラ防止のコツ 
(1)部下の性格を理解して指導する 
(2)価値観の違いを受け入れる
3 パワハラを受けないためのコツ
(1)自分が見られていることを意識する 
(2)職場で孤立しない 
(3)NO を言えるようになる 
(4)知識を身に付ける 
(5)職務を適切に果たす 
(6)人を信頼する
(7)相手を理解する 
Column
 気持ちを理解しろというリクエストは成立しない 
第3章 具体例で学ぶアンガーマネジメント活用法
事例について
ケース 1 職場内のいじめ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 今だけに意識を向ける 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 余計なことを考えない五感トレーニング 
ケース 2 本庁からの異動の不安がもたらしたパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術
● 自分のマイナス感情を知る
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● ポジティブセルフトーク 
ケース 3 公務への責任感が強い上司から部下へのパワハラ 
▶ ケースの概要
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 許容度を上げる 
● 怒り方を変える 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 権利、義務、欲求の区別トレーニング 
ケース 4 住民からの苦情が発端のパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 事実と思い込みを切り分ける 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 事実と思い込みを切り分けるトレーニング 
〈問題・回答〉
ケース 5 上司の問題点を指摘したことによるパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因)
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 自己肯定感を上げる 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● サクセスログ 
ケース 6 パワハラがパワハラを呼ぶリスク 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 自責であることを自覚する
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 理想の誰かを演じてみる
ケース 7 自分の「公務員像」を物差しにして部下の個人的なこと
 に立ち入るパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 無意識の偏見に向き合う 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 暗黙の了解を見つける 
ケース 8 専門職の部下からの新任上司へのパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) 
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 相手のやり方を尊重する 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● スモールステップ作り 
ケース 9 不適切な住民対応を報告された腹いせのパワハラ 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因)
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 冷静に理性的に向き合う 
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック
● ワンパターンを壊す 
ケース 10 住民から受けるパワハラ的な行為 
▶ ケースの概要 
▶ パワハラに至った背景(想定される要因) ・
▶ アンガーマネジメント的な対処術 
● 安全・安心な環境をつくる
▶ 本ケースで使えるアンガーマネジメントのテクニック 
● 相手のマイナス感情を聞く努力 
まとめ  自分事として捉えると早く上達する 
おわりに
*参考文献・資料
*著者紹介
    
   
  
     ▼もっと見る
  
 
○上手に怒る(伝える)ためのアンガーマネジメントの手法を読みやすくコンパクトに解説。法律に規定されたパワハラ防止対策に活かせる。
○解説の後に挿入されている「問題」を考えることで、怒りの特徴やNG行動がよくわかる。
○自治体や出先機関でありがちな事例をもとに解説。身近な場面を想像しながら、自分事として理解できる。
○どんなときにパワハラが起こりやすいかがわかり、効果的な防止対策(組織内の共通理解や対策立案)に活かせる。