若者を巻き込んでまちづくりを進める!効果的な政策立案の流れと考え方がわかる政策立案ハンドブック
2,860円 (本体:2,600円)
ISBN |
978-4-474-07906-9 |
発刊年月日 |
2022-07-22
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判型 |
A5判/C0031 |
ページ数 |
220 |
巻数/略称 |
/若者政策ハン |
商品コード |
079061
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若者を巻き込んだまちづくりを進めるための政策立案にあたり、立案の段階に応じて、具体的な進め方や検討すべきポイントを解説。著者が携わったまちづくり政策の成功事例を多数盛り込みながら解説。
Ⅰ 若者参画政策の全体像がわからない
1 若者参画政策の背景―若者参画が政策の対象になってきた
(1)若者が地域や社会に参画するシステム
(2)若者へ高まる期待
(3)不足する法律・国の政策
(4)自治体による若者参画政策の必要性
2 若者参画政策の全体像
(1)若者政策
(2)若者参画政策の関連条例
(3)若者参画政策の基本理念
(4)若者参画政策の概要
(5)若者会議の活動
Ⅱ 政策の意義や必要性が首長や部長に上手く伝わらない
1 政策化の弱い動機
(1)市民ニーズ・要望の乏しさ
(2)新規提案の困難性
2 立法事実を簡潔・リアルに示す―政策化の弱い動機を補う
(1)立法事実
(2)立法事実を簡潔・リアルに説明する
3 成功した先行事例を示す―安心の担保
(1)成功事例をみる
(2)愛知県新城市・教科書に載る事業効果
(3)神奈川県相模原市南区・地域からの若者参画政策の提案
(4)東京都多摩市・子どもから若者までの切れ目のない支援と活躍
(5)福井県鯖江市・シティセールス効果
(6)若者参画を進めるまち(金沢市・遊佐町)
4 政策決定のメカニズムを知り、使いこなす―リーダーシップとタイミング
(1)政策の窓モデル
(2)政策決定者にとっての若者参画政策
(3)政策のタイミングを押さえる
Ⅲ どこから手をつけてよいか、そのプロセスがわからない
1 全体スケジュール
(1)政策の意義
(2)政策決定までどのような展開をたどるか
(3)スケジュールをつくる
(4)スタート前が肝心
2 どのように若者参画政策をつくっていくのか・立案タイプ別
(1)トップダウン型・新城市の若者参画政策
(2)行政積み上げ型・多摩市若者参画条例づくり
(3)市民発意型・相模原市南区の若者参画政策
(4)議会提案型の若者参画政策の可能性
3 若者参画政策立案にあたっての要点
(1)目的をしっかり議論する
(2)しっかりとした基本方針をつくる
(3)政策事実を押さえ、大事に育てる
(4)若者の集め方
(5)関係者の主体的取り組みと連携
4 策定・推進体制のつくり方
(1)若者参画政策をどのようにつくっていくか
(2)庁内体制
Ⅳ 機能する(動く)政策にできるか不安である
1 若者参画政策の政策形式
(1)若者参画政策
(2)若者組織
2 政策推進のための重点施策
(1)認知・周知
(2)基盤・条件整備
(3)推進
(4)持続・継続
Ⅴ オンラインと若者参画
1 コロナ禍と若者
(1)つながりの希薄化と若者の挑戦
(2)オンラインの可能性
2 オンラインによる若者参画
(1)LINE(ライン)のチャット機能を使う・しまだ未来カフェ
(2)オンラインフォーラム・多摩市
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〇若者を巻き込んだまちづくりを進めるための政策立案の際に検討すべきポイントについて、「全体像・進め方」「現状の把握」「課題の設定」「目的の明確化」「課題解決策の検討」「政策への落とし込み方」「推進体制」など、政策立案の流れに沿って解説することにより、各立案プロセスでの検討ポイントや立案時における課題解決に資する情報が取得できる。
〇若者を巻き込んだまちづくり政策の成功事例(東京都多摩市、静岡県島田市、愛知県新城市など)を盛り込みながらわかりやすく解説。