約1,000件に及ぶ懲戒事例から、弁護士の職務遂行において「やってはいけないこと」がわかる、弁護士のための心得帖。
3,850円 (本体:3,500円)
ISBN |
978-4-474-07710-2 |
発刊年月日 |
2023-02-01
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判型 |
A5判/C2032 |
ページ数 |
436 |
巻数/略称 |
/懲戒弁護士新 |
商品コード |
077107
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懲戒事例約1,000件を弁護士の仕事のながれに沿って収録。懲戒請求から身を守り、より良い仕事を続けるために、弁護士が職務遂行において「やってはいけないこと」がわかる、最良の指南書。
序章
1 懲戒公告について
2 懲戒請求について
3 本書の構成
第1章 集客・受任段階
1-1 虚偽の宣伝広告等をしていないか
1-2 非弁提携・勧誘・周旋等の禁止
1-2-1 非弁提携の禁止
1-2-2 不当な目的等の勧誘の禁止(基本規程10条違反)
1-2-3 紹介の対価(基本規程13条違反)
1-3 依頼者をめぐる問題
1-3-1 依頼者は誰だ
1-3-2 依頼者の意思能力を確認すべし
1-4 委任契約の最初にすること(受任の認諾)
1-5 委任契約書の作成、受任にあたり説明すべきこと
1-5-1 委任契約書を作成すべし
1-5-2 業務内容や見込みの説明をすべし
1-5-3 着手金・報酬等の費用についての説明をすべし
1-6 不当な事件の受任
1-7 利害関係に気を付けよう
1-7-1 受任時、利益相反の可能性を説明せよ
1-7-2 法25条1号、2号違反(基本規程27条1号、2号違反)
1-7-3 法25条3号違反(基本規程27条3号違反)
1-7-4 基本規程28条2号違反
1-7-5 基本規程28条3号違反
1-7-6 基本規程42条違反
1-7-7 共同事務所、弁護士法人における利益相反
第2章 業務遂行段階
2-1 怠慢・先延ばし・放置
2-1-1 事件処理をせず
2-1-2 事件処理をせず、応答もせず、説明もせず
2-1-3 事件処理をせず、虚偽回答、言い訳
2-1-4 事件処理をせず、損害等生じる(その間に無回答、虚偽回答含むこともあり)
2-2 依頼者に対する裏切り
2-2-1 依頼者に説明・報告せず、虚偽説明、意思確認せず
2-2-2 秘密保持義務違反
2-2-3 依頼者に対する不誠実対応
2-3 プロとして不適切な行為
2-3-1 法定期限徒過
2-3-2 調査不足
2-3-3 技能不足
2-3-4 説明せず・報告せず・対応せず・虚偽説明(依頼者以外)
2-3-5 目的外の職務上の請求
2-3-6 裁判所での不適切行為
(1) 公正さを害する行為
(2) 怠慢・手続遅延(期日に出ない、書面提出しない等)
(3) 裁判官などに対する不適切な態度
2-3-7 不当な蒸し返し
2-3-8 口は災いの元
(1) 品のない言葉、態度、非難の言葉、名誉毀損、侮辱、信用毀損
(2) プライバシー侵害
(3) 秘密保持義務違反(依頼者以外)
(4) 畏怖させる、不安をあおる、決めつける
2-3-9 刑事事件に関連する不適切行為
2-3-10 その他の不適切な対応
2-4 他弁護士への攻撃・不利益行為
2-4-1 直接交渉、不利益行為
2-4-2 名誉毀損・侮辱・誹謗中傷、脅迫など
2-4-3 懲戒請求
2-4-4 他弁護士との金銭トラブル
2-5 監督責任・丸投げ
2-6 業務に関連する違法行為
2-6-1 違法行為の惹起、加担
2-6-2 自力救済
2-7 金銭トラブル
2-7-1 金銭の貸し借り
2-7-2 預り金等の取り扱い規程違反
2-7-3 その他の金銭トラブル
第3章 業務終了後
3-1 業務終了後(辞任・解任も含む)の報告・説明
3-2 業務終了後の金銭・預り品をめぐる問題
3-2-1 報酬をめぐる争い
3-2-2 費用清算しない、預り金返還しない事業
3-2-3 預り品を返還しない、紛失する
第4章 公正な立場を忘れるな
4-1 国選弁護人、付添人
4-2 遺言執行者
4-3 成年後見人、後見監督人、保佐人
4-4 その他(不在者管財人等)
第5章 弁護士会員として
5-1 会費未納
5-2 届出懈怠
5-3 指導無視、呼び出し無視、不誠実態度
5-4 業務停止中の業務
5-5 研修受けず(研鑽せず)
5-6 その他(二重事務所や複合事案)
第6章 社会人として問題あり
6-1 自己中心的行為(迷惑行為)
6-2 異性・セックスがらみ、セクシュアル・ハラスメント
6-3 パワーハラスメント、従業員への不当な行為
6-4 刑事事件など
6-4-1 道路交通法違反
6-4-2 暴力行為
6-4-3 横領
6-4-4 その他の事件
第7章 分類できない事案
(1) 戒告事案
(2) 業務停止事案
(3) 退会事案
(4) 除名事案
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○懲戒事例に特化。
○直近10年の約1,000件に及ぶ懲戒事例を弁護士の仕事のながれに沿って紹介。
○弁護士が職務遂行において「やってはいけないこと」がわかり、懲戒請求から身を守ることができる。
○特に若手弁護士などの弁護士倫理の指南書として参考になる。