弁護士が、リモートワークや裁判のIT化に向けて必要なITの基本的スキルを身に付け、自身の業務に合った最善のシステム導入や事務所内のルール作りの方法を見つけ出せる1冊。
ISBN |
978-4-474-09304-1 |
発刊年月日 |
2023-09-01
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判型 |
B5判/C2034 |
ページ数 |
218 |
巻数/略称 |
/電法律家e裁判 |
商品コード |
093047
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弁護士業務に大きな影響を与える〝リモートワーク〟と〝裁判のIT化〟を柱とし、弁護士が、曖昧な理解のままこれらの準備をすすめることのないよう、ITインフラの構築方法やセキュリティの整備、ルールづくりの方法等といったITの基本的スキルについて解説する。
はしがき
編著者一覧
序章 弁護士業務を襲うIT化の波―新型コロナウイルス感染症と裁判手続等のIT化、そしてAIとセキュリティ
1 本書の目的
2 弁護士業務の「これまで」を変えた3つのブレイクスルー
3 裁判手続等のIT化というビッグウェーブ
4 弁護士業務の「これから」
第1章 新たなリーガルサービスの基幹となる情報インフラの構築・見直し
1 事務所の通信環境の構築や整備
2 法律事務所内部におけるネットワークの構築と基本設定
3 パソコンや周辺機器を購入する際の注意事項
4 仕事のうえで不可欠なアプリケーションの導入と設定
5 複合機の導入と活用
6 多様化する事務所と執務スタイルに応じた情報インフラの利活用
第2章 ポストコロナ・裁判手続等のIT化を見据えたリモートワークの活用
1 リモートワークを見直しましょう
2 リモートワークのネットワーク環境とデバイス選択の注意点
3 リモートワークのための工夫
4 ウェブ会議で重要なことをおさらいしよう
5 弁護士としてリモートコミュニケーションの際に注意すべきこと
第3章 民事裁判から始まる裁判手続等のIT化に対応する基本的スキルとは
1 弁護士に求められるスキルはIT化に伴い変化する
2 民事裁判書類電子提出システム(mints)の概要
3 紙書類のPDF化のメリット・デメリット
4 紙の書類をPDF化する方法
5 PDFファイルの加工(編集・抽出・結合)
6 電子データの証拠化
7 文書等作成業務の効率化(テンプレートの活用)
8 文書等作成業務の効率化(文字入力の効率化)
第4章 オンライン化によるリーガルサービスの改善
1 法令や規則の調査
2 判例等の調査
3 文献調査
4 登記関係
5 公証役場のサービス
6 住宅地図・ブルーマップ
7 オンライン郵便サービス
8 事務所経営に役立つウェブサービス
第5章 AI・リーガルテクノロジーの活用
1 AI・リーガルテクノロジーの活用
2 電子契約書の活用
3 電子認証・電子署名の活用
4 契約書チェックサービスの活用
5 デジタル・フォレンジックの活用
第6章 裁判手続等のIT化に備えた情報セキュリティ体制の構築と運用
1 今日における情報セキュリティの重要性
2 弁護士、個人情報取扱事業者としての義務・責任
3 弁護士に求められる情報セキュリティ対策
4 クライアント情報/事務所経営情報を安全に使用するために最低限の安全な管理と利用の基本
5 各種の攻撃に対する防御
6 Eメール(情報発信のリスクへの対応)
7 ウェブ会議におけるセキュリティ
8 サーバ・クラウドの活用
9 スマートデバイスの活用
10 SNSの活用
11 プライバシーマーク/ISMS
資料 弁護士情報セキュリティ規程
▼もっと見る
〇リモートワークや裁判のIT化に向けて必要となる、事務所ITインフラの構築方法やセキュリティの整備、ルールづくりの方法がわかる。
〇裁判のIT化に向けた、効率の良い事務処理フローや、資料の電子化のために必要なシステムは何か、といった基本的スキルを身に付けることができる。
〇弁護士自身が紹介する解説から、他の弁護士(事務所)でどのように対応しているのかがわかり、自己の業務に合った方法を見つけることができる。