どうすれば弁護過誤のリスクを回避できたのかがわかる! 事例に基づき業務指針を示した1冊
ISBN |
978-4-474-09420-8 |
発刊年月日 |
2024-10-16
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判型 |
A5判/C2032 |
ページ数 |
384 |
巻数/略称 |
/弁護過誤改 |
商品コード |
094201
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弁護過誤が原因で裁判となった事例を多数提示し、法的問題点や防止策、適切な対処方法等を解説。特に、近年課題となっている「財産散逸防止義務」の事例や、「成年後見監督人の損害賠償責任と弁護士賠償責任保険」の事例等、前回版の事例から新たに10事例を追加するとともに、前回版登載の事例についてもアップデート。具体的紛争事例に基づき弁護士業務の指針を示した唯一の事例解説書。
第1編 総論
第1章 弁護士の注意義務
1 依頼者に対する責任
2 相手方、第三者に対する責任
第2章 弁護過誤における因果関係
第3章 弁護過誤の損害(期待権侵害)
第4章 弁護過誤訴訟の立証責任
第5章 弁護士賠償責任保険
1 概要
2 保険の目的、対象
3 事故対応
4 免責事由(認識ある過失)
5 おわりに
第2編 事例紹介
第1章 依頼者との関係
1 受任・辞任に関する問題
事例1 委任意思の確認
事例2 受任範囲の確認
事例3 受任しない事件についての説明義務
事例4 法律相談における責任
事例5 利益相反の確認
事例6 尋問直前の辞任に対する責任
2 訴訟遂行・事件処理における問題
事例7 弁護士の裁量
事例8 弁護士業務と期待権侵害
事例9 処理方針の助言・意向確認
事例10 専門外の事件と弁護士の注意義務
事例11 勤務弁護士と依頼者の法律関係
3 債務整理・破産申立てにおける問題
事例12 債務整理における事件処理方針
事例13 破産申立代理人の財産散逸防止義務
事例14 破産申立代理人の債権者に対する責任
4 和解における問題
事例15 和解権限の範囲
事例16 和解条項と課税
事例17 非弁提携・和解意思の確認
事例18 和解成立後の紛争再燃防止義務
5 期間徒過
事例19 控訴期間の徒過
事例20 損害賠償請求権の時効
事例21 遺留分侵害額請求権の時効消滅
6 報酬をめぐる問題
事例22 報酬決定時の説明義務違反
事例23 報酬が暴利に当たるとされた例
7 刑事事件における問題
事例24 被告人の意向に反する弁論
事例25 被告人の意向に反する証拠の同意
事例26 被害者との示談交渉の不履行
8 特定の地位・職務に伴って生じる問題
事例27 成年後見監督人の責任
事例28 特別代理人の責任
9 守秘義務違反
事例29 守秘義務の発生
第2章 第三者との関係
1 訴訟遂行における問題
事例30 準備書面による名誉毀損
事例31 証拠による名誉毀損
事例32 証拠によるプライバシー侵害
事例33 前訴判決の騙取を理由に弁護士の責任を問われた事例
事例34 不当訴訟
事例35 不当な保全命令・執行
2 破産管財業務における責任
事例36 破産管財人による債権者保護
事例37 破産管財業務の迅速処理の懈怠
事例38 破産管財人の調査義務の懈怠
3 刑事事件における問題
事例39 被告人の利益擁護と刑法上の名誉毀損
事例40 告訴による名誉毀損
事例41 預り金の返還
4 その他弁護士業務上の責任
事例42 依頼者の違法行為を防止する義務
事例43 契約相手方に対する責任
事例44 面会交流に関する誠実協議義務
第3章 その他
1 懲戒をめぐる裁判例
事例45 懲戒取消しを求めた裁判例
事例46 懲戒申立てと不法行為
2 弁護士会会務と弁護士個人の責任
事例47 資格審査会及び弁護士会の会長としての活動と弁護士個人の責任
3 弁護士賠償責任保険約款をめぐる問題
事例48 認識ある過失(セイクレスト事件)
事例49 争訟費用
事項索引
判例索引
▼もっと見る
○弁護過誤が原因で起きた紛争事例をピックアップし、「依頼者との関係」「第三者との関係」「その他」に分類。事例ごとに事案の概要・判旨・解説・KeyPointの構成で解説。
○具体的な弁護過誤事例に基づき、何が法的に問題だったか、どうすれば訴訟に発展することを防げたか等を解説。
○これまでの教科書的に弁護士倫理を説いた書籍と違い、具体的事例から「弁護士のあり方」を導いた書。
○自らの業務遂行方法に問題がないかを省みるきっかけとなる一冊です。