自治体法務の多元的統制 ―ガバナンスの構造転換を目指して―
国の関与が減り自治体の権限が拡大するなか、法務組織体制を再構築するための知見を提示
定価
5,500円 (本体:5,000円)
編著者名
田中孝男 著
ISBN | 978-4-474-05329-8 |
発刊年月日 | 2015-10-29 |
判型 | A5判/ C2032 |
ページ数 | 520 |
巻数 | /自治体法務統制 |
商品コード | 053298 |
商品概要
自治体のあらゆる法務活動(条例制定、法執行、争訟)を統制するために、自治体の長部局や議会、住民、裁判所等が多元的に関わりコントロールする仕組みのあり方を考察した学術書である。
★日本公共政策学会2016年度学会賞(著作賞)受賞。
目次
序章 研究課題の設定と研究方法
・第一部 自治立法の統制
第一章 条例制定裁量の統制
第二章 条例制定基準の意義と課題
第三章 条例制定事実論の構築
補論1 韓国地方自治団体の法務管理-釜山広域市を例に
・第二部 自治体における争訟法務の統制
第四章 新行政不服審査法と自治体
補論2 台湾における訴願法の運用
第五章 住民監査請求制度の現状とその改革
補論3 韓国の住民争訟制度
・第三部 自治体における訴訟法務の統制
第六章 自治体の訴訟組織法制の再構築
第七章 自治体訴訟法務の文民統制
終章 自治体法務統制論
商品の特色
自治体法務の統制に関する法的な仕組みは、自治体が担う権限と責任にふさわしいものとなっているか、その統制の問題点を明らかにし、法的に何を改善すべきかを 論じた点が本書の特徴である。