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自治体行政マンが見た 欧州コンパクトシティの挑戦

―人口減少時代のまちづくり・総合計画・地方版総合戦略のために

ヨーロッパにおける先進都市のコンパクトシティ政策の成功要因と、人口減少時代のまちづくり・計画づくりのあり方がつかめる一冊。

定価

1,100 (本体:1,000円) 在庫あり

編著者名

一條義治 著(三鷹市総務部調整担当部長)

  • 単行本
  • 自治・行政
ISBN 978-4-474-06763-9
発刊年月日 2019-06-04
判型 A5判/C0031
ページ数 104
巻数 /コンパクトシティ
商品コード 067637

商品概要

街の中心部が賑わうコンパクトなまちづくりに成功したヨーロッパの3つの都市を著者自ら訪問し、行政マンの視点から成功の経緯と要因を分析。さらに、コンパクトシティ政策の成功に不可欠な総合計画や地方版総合戦略の作成方法を提示。

目次

はじめに――進まないコンパクトシティと行き詰まるまちづくりのヒントを求めて
1 自治体の「焼き畑農業的対応」と続発する高齢者の運転事故
2 欧州のまちづくりの成果を現地で実感するために
3 12年間の計画担当の経験を踏まえ、「地方版総合戦略の抜本改定から始めよう」との提案
 
第1節 まちづくりと公共交通の「聖地」フランス・ストラスブールへ
1 世界中にインパクトを与えた憧れのLRTに乗車する!
2 日本のバスなどにはない公共交通の質の高さ
3 車中心の都市の衰退――二度と行こうとは思わない街
4 環境派市長の登場による車の規制とLRTの導入
5 「シャッター通り」はどこにもなかった
6 フランスを代表する環境先進都市に
 
第2節 フランス・ディジョンはワイン造りとバス交通のトップランナーだった!
1 LRTでなくバス交通で都市交通のランキング1位に
2 初めて乗った連接バスで「パンチをくらう」
3 バスの持てる潜在能力を最大限に発揮
4 バス交通が「成功しすぎて」問題に直面する
5 「ワインレッド」の多様な交通施策が展開
 
コラムちょっと寄り道(その1)
高速の文書作成の切り札、「親指シフト」とは?
1 「あなたは何回打っていますか?」
2 「日本語を指がしゃべる」入力方式
3 「親指シフト」との出会いと涙の別れ
4 無理やり別れさせられた「恋人」との再会
5 職場で「百聞は一見にしかず」で理解を得る
6 「そうだ、親指シフトにしよう!」
 
第3節 世界初の「移動権」を保障するフランスと「2周遅れのガラパゴス」日本
1 赤字運営でいいの?――日本人視察者のお決まりの質問
2 「世界初の移動権」を実現する交通目的税
3 「連帯運賃」で運営する「水平エレベーター」
4 「周回遅れ」から「2周遅れ」に
5 パリ市長の挑戦と「ガラパゴス日本」の行方
 
第4節 フランスのまちづくりの到達点を見た!
――都市計画、交通、住宅の個別計画一本化でコンパクトシティを推進
1 都市計画マスタープランが生物多様性にコミットする!?
2 市町村の都市計画で電線類の地中化が建設許可の条件に
3 都市計画の規制で国内で最も地味なマクドナルド店に
4 市街地の拡散を抑制して「都市の上に都市をつくる」
5 「土地消費が進行した」との認識と反省から
6 新規住宅整備のCO2試算で建設地域を限定する
7 「交通不便地域解消」や「電線類地中化」は遅れた都市計画制度の現れ
8 「三位一体」の計画で総合的なまちづくりへ
 
コラムちょっと寄り道(その2)
学習時間を倍増する切り札、「耳からの情報収集・学習法」
1 「あなたは毎日、何時間勉強していますか?」
2 「放送大学」の無料で多彩な講義を活用しよう
3 「池上解説」も「早聞き」で聴こう
4 離れたところでも電波で飛ばして「早聞き」で聴こう
5 毎日の習慣で、勉強時間もあなたも大きく飛躍する!
 
第5節  ドイツの「環境首都」フライブルクから学ぶ脱原発のコンパクトシティ
1 森の枯死と原発計画を契機として
2 「地域定期券」を支える「シュタットベルケ」
3 ドイツの都市計画制度とフライブルクの取組み
4 「コンパクトシティ政策の三本柱」を駆使して
5 環境首都に相応しいソーシャル・エコロジー住宅地の建設
6 コンパクトな都市をつくるために問われる居住スタイル
7 「自由の街」から学ぶ持続可能な都市のあり方
 
第6節 コンパクトシティのまちづくりに向けて地方版総合戦略の抜本改定から始めよう
1 「街ごと持って帰りたい」
2 求められる「総合計画」による「総力戦」の対応
3 「コンパクトシティ政策の三本柱」の議論を
4 市街地を拡大させない都市計画の運用に
5 「第2期地方版総合戦略」でコンパクトテシィのあり方を検討しよう
6 根拠なき「目標人口」と「合計特殊出生率」の結果
7 総合戦略の改定は「抜本的な見直し」で進めよう
8 国がやらなくとも「人口ビジョン」を改定しよう
9 国の方針と決別し人口減少を前提とした総合戦略を策定しよう
10 「都市圏総合戦略」を主体的に策定しよう
11 自治体の政策で都市は変わる!
 
おわりに ~今こそ、「コンパクトで開かれた都市」を創ろう!~
1 初めて見た光景
2 日本で見た光景
3 「移動回数を減らさない」都市政策とまちづくり
4 6か国語対応のLRT券売機と9か国語の運賃説明
5 探し求め、たどり着いた、まちづくりの実践
 
付録 ブックレビュー『“脱ミシュラン”フランス地域巡り』
著者紹介

商品の特色

〇人口減少時代の持続可能なコンパクトシティのあり方を求めて、現役の三鷹市の担当部長である著者は、世界的にも注目されるヨーロッパの先進都市の実践から学ぶために単身渡欧する。著者が見聞したフランスのストラスブール、ディジョン、そしてドイツのフライブルクでは、これまでの車中心の都市政策を改めて、都市全体を「歩行者中心の公共空間」として再配分するまちづくりにより、にぎわいと活力あるコンパクトシティとして成功していた。

 

〇これらの首都圏からも遠く離れた中小規模の地方都市において、活気あるコンパクトなまちづくりに成功した要因として、著者は、公共交通・財源・都市計画の「コンパクトシティ政策の3本柱」をあげ、多数の現地写真と資料に基づき、自治体職員の視点から分かりやすく説明と分析をしている。

 

〇さらに、三鷹市で総合計画に12年間携わった経験を踏まえ、日本の自治体の政策や計画を変革する視点と切り口を提示するとともに、「コンパクトシティのまちづくりに向けて地方版総合戦略の抜本改定から始めよう」と、総合戦略改定のあり方を先駆けて問題提起している。

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